マカロニ・ウエスタンの名作『続・夕陽のガンマン』(日本劇場公開時の題名は『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』)における伝説的シーンのロケ地「サッドヒル」。撮影用に作られた墓地が当時のまま人知れず残っていた!有志のファンが撮影現場を再現するという一大プロジェクトの記録と、製作関係者らが撮影当時を振り返りエピソードを語るという、映画ファン必見のドキュメンタリー。クリント・イーストウッド、エンニオ・モリコーネをはじめ、クリストファー・フレイリング(映画歴史家)、ジョー・ダンテ(映画監督)、米ヘビーメタルバンド「メタリカ」のボーカリスト・ギタリストあるジェイムズ・ヘットフィールドら、名だたる著名人たちの貴重なインタビューが交わる夢のドキュメンタリー映画だ。
この度、到着したコメントは、俳優の松尾貴史さんは「ジャンルを問わず、映画が好きなら必須で観るべき映画」と太鼓判。またマカロニ映画の大ファン、みうらじゅんさん、ロックシンガーで俳優のダイアモンド☆ユカイさん、タレントのルー大柴さんなど『続・夕陽のガンマン』に熱狂した世代の賛辞も多く届いた。また、「メタリカ」のジェイムズ・ヘットフィールドが出演していることを受けて、音楽評論家の伊藤政則さんも感動的な文章を寄せてくれた。その他、映画評論家の柳下毅一郎、東京国際映画祭プログラミング・ディレクター、矢田部吉彦、映画パーソナリティ、伊藤さとり、映画界を賑わすメンバーも本作への熱い文章を寄せている。本作への期待がますます高まるところだ。

『サッドヒルを掘り返せ』推薦コメント

ジャンルを問わず、映画が好きなら必須で観るべき映画。
エネルギーを注ぎつくす作品に出会えた彼らも幸せだが、その興奮を共有しているうちに巻き込まれてしまう愛情の感染力に滂沱の涙が。
松尾貴史(俳優)

聖地巡礼を超えた「聖地再建」をファンが実現するなんて、映画ファンの究極の夢がこの映画には詰まっている。
名作誕生秘話も興奮を呼び、東京国際映画祭上映時には会場が至福で揺れ、見逃した人が地団駄を踏んだ。
観る人全てを幸せにする、まさに奇跡の映画!
矢田部吉彦(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)

サッドヒルには“浪漫”が眠り続けていた。
人間の純粋なパッションは何よりも美しい。
METALLICAも、イーストウッドも、モリコーネも、
そのパッションの美しさに呑み込まれていく。
感動的である。
伊藤政則 (音楽評論家)

未だ、マカロニウエスタンのサントラを開き
気が付けば口笛でそのメロディを奏でている僕としては当然、
サッドヒルは思い出の地。
いつの日か墓マイラーを夢見てる。
その時はやっぱ、ポンチョを羽織ってね。
みうらじゅん(イラストレーターなど)

これは『続・夕陽のガンマン』についての映画ではない。レオーネについてでも、イーストウッドについての映画ですらない。これはフィクションが現実を侵食すること、フィクションこそが真実であること、夢が現実に姿を変えることについての映画なのだ。
柳下毅一郎(映画評論家)

半世紀前に作られたマカロニウエスタンの大傑作の記憶が、大人たちをボンクラ中坊に引き戻して、奇跡を起こさせる!
儀式の場に彼らの“神”が降臨した瞬間、気付くと私も、滂沱の涙を流していた…。
松崎まこと(映画活動家/放送作家)

人は二度死ぬと言われている。肉体的な死、そして、人々の記憶から忘れ去られることによって。つまりは映画も同じように、人々の記憶にある限り滅びることはない。映画は死なないのだ!
松崎健夫(映画評論家)

貴方は人生に多大な影響を受けた映画に出会った事はありますか?
映画は夢と現実の中間に生きている。
『続・夕陽のガンマン』から半世紀経った今でも沢山の人達を熱狂させているこの物語は永遠に続くサムシングだ。
ダイアモンド☆ユカイ(ロックシンガー/俳優)

映画というフィクションは人間の想像力が全力で投入されたもの。だからこんなにも現実を拡張し、我々の人生を変えてしまうのだ。優れたレオーネの評伝を書いた研究者、クリストファー・フレイリングのキラーフレーズメーカーぶりにも痺れた!
森直人(映画評論家)

カッコいいなぁ、本気の行動力。
守りたいからヤル! ステキだな、映画愛。
いつの間にかグイグイ引き込まれ、遂にあのシーンで涙が…。
この“聖地巡礼”は、一生ものです。
襟川クロ(映画パーソナリティ)

そこを掘れば神(ヤツ)は来るーー
これは、すべての映画ファンに贈る
マカロニ・ウエスタン版『フィールド・オブ・ドリームス』だ!
セルジオ石熊(マカロニ・ウエスタン研究家)

『続・夕陽のガンマン』のハードコアなファンたちのピュアでエクストリームな愛情と行動が爆発する86分。その情熱と狂気はドキュメンタリー映画の常識と予定調和を軽々と破壊、予期せぬエンディングに黄金のエクスタシーを感じろ!
小林真里(映画評論家/映画監督)

熱狂のライブを生み出すメタリカの原動力がここに!
敬愛する映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネの愛がここに!
映画が魂を揺さぶり、行動を起こす。これぞ、エキセントリックでエモーショナル!
伊藤さとり(映画パーソナリティ)

メタリカのジェイムズのMCにオッと驚く。しかし、あの墓地があの映画の為のセットだったという事を知りビックリ。それをファンの情熱で復元したなんて!!あの方のサプライズ登場に共感・感動しました。
いのうえひでのり(劇団☆新感線 主宰/演出家)

ロケ地にソウルを吹き込もうなんて・・本当にロマンをフィールしました。
さすが名作『続・夕陽のガンマン』。
私も人々のメモリーに残る作品にアクターとして出演したいものです。
ルー大柴(タレント)

【順不同・敬称略】

2019年3月8日(金)より、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー!

監督・製作・撮影・編集:ギレルモ・デ・オリベイラ
出演:エンニオ・モリコーネ、クリント・イーストウッド、クリストファー・フレイリング、アレックス・デ・ラ・イグレシア、ジェイムズ・ヘットフィールド、ジョー・ダンテ、エウヘニオ・アラビソ、セルジオ・サルヴァティほか
2017年/スペイン/英語、スペイン語、イタリア語、フランス語/86分  英題:Sad Hill Unearthed
協力:東京国際映画祭 提供:東北新社 配給:ハーク、STAR CHANNEL MOVIES
© Zapruder Pictures 2017