2018年では主に「嘘を愛する女」(1/20公開)中江和仁監督、「パパはわるものチャンピオン」(9/21公開)藤村享平監督、「ハナレイ・ベイ」(10/19公開)松永大司監督などと、続々と本事業修了者の長編劇場公開が続いている映画監督の人材育成事業での、新作5作品がついに公開!

特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が企画・運営する、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2018」では、今年度の製作実地研修で完成した短編映画5作品の一般公開をいたします。

8月に行ったワークショップから選出され、製作実地研修に進んだ5人の若手監督が、講師による脚本指導を経て、各制作プロダクションのご協力のもと、プロのスタッフ・キャストと共に35mmフィルム撮影による短編映画を制作し、このたび完成いたしました。

フレッシュな感性と第一級の確かな技術が作り上げた個性豊かな短編映画5作品!
新しい才能をあなたの目で確かめてください。

○監督及び作品紹介(監督名五十音順) 

『くもり ときどき 晴れ』2019年/カラー/デジタル/ビスタサイズ/30分/©2019 VIPO
監督:板橋基之(いたばしもとゆき)
出演:MEGUMI、浅田美代子、水橋研二、有福正志   
制作プロダクション:ブースタープロジェクト
あらすじ:
晴子の元に一通の手紙が届く。それは生き別れた父の生活保護扶養照会。25年前に両親が離婚して以来の父の消息。家族の中で晴子にだけは優しかった父。そんな父に晴子は会いに行く・・・。25年ぶりの父の姿に、晴子は家族の中で一人揺れ動く。
(あらすじ無しの場合)監督・作品の詳細はコチラ → http://www.vipo-ndjc.jp/ndjc/4257/

『はずれ家族のサーヤ』2019年/カラー/デジタル/ビスタサイズ/30分/©2019 VIPO
監督:岡本未樹子(おかもとみきこ)
出演:横溝菜帆、黒川芽以、増子倭文江、田村泰二郎、森優理斗
制作プロダクション:テレビマンユニオン
あらすじ:
沙綾は、祖母と二人で暮らす小学3年生。恋人との生活を選び家を出た母親は、時折父親の違う弟を連れ沙綾に会いに来る。ある日、沙綾は学校帰りの公園で、古い木箱を売るおもちゃ売りの男に出会う。何の変哲もないその箱には不思議な力があるという…。
(あらすじ無しの場合)監督・作品の詳細はコチラ → http://www.vipo-ndjc.jp/ndjc/4255/

『最後の審判』2019年/カラー/デジタル/ビスタサイズ/29分/©2019 VIPO
監督:川上信也(かわかみしんや)
出演:須藤蓮、永瀬未留、黒沢あすか、荒谷清水
制作プロダクション:ジャンゴフィルム
あらすじ:
東京美術大学の受験に挑む稲葉は浪人5年目。今年で最後の挑戦と決めている。試験は人物着彩。会場で異彩を放つ初音はとてつもない画力で他者を圧倒し稲葉も自分のペースを見失ってしまう。初音の画力の秘密は似顔絵を描いてきた中で培ってきたものだった。
(あらすじ無しの場合)監督・作品の詳細はコチラ → http://www.vipo-ndjc.jp/ndjc/4253/

『サヨナラ家族』2019年/カラー/デジタル/スコープサイズ/30分/©2019 VIPO
監督:眞田康平(さなだこうへい)
出演:石田法嗣、根岸季衣、村田唯、土居志央梨、佐野和宏、斎藤洋介
制作プロダクション:スタジオブルー
あらすじ:
一年前、目の前で突然父が死んだ。いまだ受け止めきれない洋平は、妊娠中の妻を残して一周忌のため実家に帰省する。実家の母と妹は、それぞれの方法で父の死を受け止めようとしている。それが洋平にはどうしても納得できない。困惑する洋平の前に不思議な現象が見え始める。
(あらすじ無しの場合)監督・作品の詳細はコチラ → http://www.vipo-ndjc.jp/ndjc/4251/

『うちうちの面達(つらたち)は。』2019年/カラー/デジタル/ビスタサイズ/28分/©2019 VIPO
監督:山元 環(やまもとかん)
出演: 田中奏生、田口浩正、濱田マリ、小川未祐、山元駿 
制作プロダクション:シネムーブ
あらすじ:
二週間前、夫婦喧嘩が原因でママは姿を消してしまった。パパと志保は居所を知らない。でも13歳の浩次朗はママが家の中にいることを知っている。浩次朗はママが家族にバレないように手助けしているのであった。ママの人生を賭けた隠れんぼは一体どうなるのか。
(あらすじ無しの場合)監督・作品の詳細はコチラ → http://www.vipo-ndjc.jp/ndjc/4249/

5人の監督・作品の詳細はコチラ → http://www.vipo-ndjc.jp/screening/monitor2018/

■文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」とは…■
ndjcは、次代を担う優れた長編映画監督の発掘と育成を目指し、平成18年度より今年度で13年目になる人材育成事業です。優れた若手映画監督を公募し、本格的な映像製作技術と作家性を磨くために必要な知識や技術を継承するためのワークショップや製作実地研修を実施すると同時に、作品発表の場を提供することで、次代を担う長編映画監督の発掘と育成を目指しています。
(ndjc…new direction in Japanese cinema)