2018年3月から長野県内において撮影を敢行しました映画『よあけの焚き火』のロードショーが2019年3月2日よりポレポレ東中野に決定いたしました。
3月2日と 3月9日には、監督と出演者による舞台挨拶も予定しております。

本作は、小栗康平監督『FOUJITA』、本橋成一監督『バオバブの記憶』などで助監督を務め、現在は桜映画社製作の人間国宝シリーズなどで、伝統工芸・伝統芸能等のドキュメンタリーも出がけている土井康一による初監督作品です。

主演には大藏流狂言の親子狂言師・大藏基誠、康誠親子が務め、映画初主演にして、自身を演じるという難役でしたが、フィクションとドキュメンタリーの境目が見えないような見事な本作の世界観を作り上げました。
長野県蓼科の美しい自然を切り取ったロケーションも必見です。

公開日の決定と、俳優の柳楽優弥さん、多摩美術大学名誉教授の萩原朔美さんによるコメントの解禁をお知らせします。

コメント

康誠君のとても綺麗な目、優しい声に惹かれました。彼の懸命な姿を見つめる咲子にも笑顔が増えて行く。
咲子は狂言を知っていたのか、それとも知らずに笑顔になれたのか。
能楽師狂言方の力強さを感じた。よし。また、観に行こう。

俳優 柳楽優弥

焚き火とは映画のことである。映画の放つ光の揺らめきの前で、観客は静かに告白を始めるのである。
わたしもこの映画との対話によって、自分の行く末が見えてきた。
「よあけの焚き火」はそういう力を秘めた、静謐な空のような映画なのである。

多摩美術大学名誉教授 前橋文学館館長 萩原 朔美

公式サイト https://yoakenotakibi.jp/
予告編