第31回東京国際映画祭で拍手喝采!
重度の障害がありながらも電動車椅子サッカーに人生をかける選手たち。
世界へ挑んだ6年間の情熱と愛の物語――
『蹴る』

永岡真理選手は生まれながらにして難病「SMA(脊髄性筋萎縮症)」を患い、生涯で一度も歩いたことがないが、ひとたび試合が始まれば、華麗かつ激しいプレーで観客を魅了する。
東武範選手は筋ジストロフィーにより、呼吸器が手放せず、食事を摂ることも辛いが、国内でも屈指の実力を誇る。
真剣なトレーニング、家族のサポート、自らの障害との折り合い、恋愛模様、そして夢のワールドカップ……。

映画『蹴る』は、電動車椅子サッカーワールドカップを目指す選手達を6年間に渡り追い続けたドキュメンタリー映画である。
競技に取り組む選手達の姿とともに、日常生活に垣間見せる人生の苦悩や葛藤、恋愛模様、家族のサポート、介助の様子など、その生きざまをも描き出す。

監督を務めたのは、知的障がい者サッカー日本代表の『プライドinブルー』(07・文化庁映画賞優秀賞受賞)、ろう者サッカー女子日本代表の『アイコンタクト』(10・第27回山路ふみ子映画福祉賞受賞)など、障がい者サッカーのドキュメンタリー映画を撮り続けてきた中村和彦。

北澤豪氏(日本障がい者サッカー連盟会長/元日本代表サッカー選手)も出演し、障がい者サッカーのさらなる発展・普及に向けた活動を行っている。

コメント
ワールドカップ・フランス大会が終わった失意の中、出会ったのが電動車椅子サッカーの仲間だった。
医者に止められてもプレーを続ける姿に背中を押されて私はピッチに戻った。
彼らの真剣さ、勇気を受け止めてください。
FC 今治オーナー 岡田武史

「生きているということが当たり前だと思わずに生活しています」という肉声が胸に刺さった。
「蹴る」ことはすなわち彼ら、彼女らにとってはすなわち「生きる」ことなのだ。
壮絶な蹴り様、生き様を中村和彦監督はここに刻印した。
ノンフィクションライター 木村元彦

電動車いす歴 30 年以上を誇る私なら、そこそこやれるだろうと挑んでみた。
電動車いすで、あれほどの迫力と躍動感を生み出せるなんて脱帽!!
作家 乙武洋匡

2019年3月23日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開/日本語字幕付き、音声ガイド付き上映あり

『蹴る』
監督:中村和彦(『プライド inブルー』『アイ・コンタクト』『MARCH』)
出演:永岡真理 東武範/北沢洋平 吉沢祐輔 竹田敦史 三上勇輝 有田正行 飯島洸洋
内橋翠 内海恭平 塩入新也/北澤豪(日本障がい者サッカー連盟会長)
プロデューサー:中村和彦 森内康博
後援:(公財)日本サッカー協会 (公財)日本障がい者スポーツ協会 (一社)日本障がい者サッカー連盟
(一社)日本電動車椅子サッカー協会 (特非)日本ブラインドサッカー協会 (一社)横浜市医師会
(一社)日本筋ジストロフィー協会 (一社)全国肢体不自由児者父母の会連絡会 SMA家族の会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
製作:「蹴る」製作委員会(中村和彦+らくだスタジオ)
配給:「蹴る」製作委員会+ヨコハマ・フットボール映画祭
2018年 / 日本映画 /1時間58分/ 日本語(日本語字幕版、音声ガイド版上映あり)
文部科学省 特別選定作品(少年向き/青年向き/成人向き)
*クラウドファンディングサポーターによるご支援が170万円を突破(2/21迄実施中)*