この度、国内で最も権威と実績、歴史のある映画賞「第73回毎日映画コンクール」の受賞作品と受賞者が決定しました。
日本映画大賞に輝いたのは、是枝裕和監督の「万引き家族」。
女優主演賞の安藤サクラ、女優助演賞の樹木希林と合わせて3部門で受賞し、最多の3冠を獲得。
日本映画優秀賞には瀬々敬久監督の「菊とギロチン」が、スポニチグランプリ新人賞の木竜麻生と2部門の受賞となった。
男優主演賞は「きみの鳥はうたえる」の柄本佑が受賞し、女優主演賞の安藤サクラは、「0.5ミリ」(第69回・2014年)に続き、同賞2度目の受賞となった。
監督賞は、「カメラを止めるな!」の上田慎一郎が選ばれ、劇場用長編映画デビュー作で監督賞受賞は、「泥の河」の小栗康平(第36回・1981年)、「お葬式」の伊丹十三(第39回・1984年)に続く、毎日映画コンクール史上、3人目の快挙となった。

★日本映画大賞 「万引き家族」

★日本映画優秀賞 「菊とギロチン」

★外国映画ベストワン賞 「スリー・ビルボード」 

★監督賞 上田慎一郎「カメラを止めるな!」 

★脚本賞 野尻克己「鈴木家の嘘」

★男優主演賞 柄本佑「きみの鳥はうたえる」

★女優主演賞 安藤サクラ「万引き家族」 

★男優助演賞 塚本晋也「斬、」

★女優助演賞 樹木希林「万引き家族」

★スポニチグランプリ新人賞 玉置玲央「教誨師」 

★スポニチグランプリ新人賞 木竜麻生「菊とギロチン」
 
★田中絹代賞 白川和子

★撮影賞 月永雄太「モリのいる場所」
 
★美術賞 原田満生、堀明元紀「日日是好日」
 
★音楽賞 Hi’Spec「きみの鳥はうたえる」
 
★録音賞 吉田憲義「日日是好日」

★アニメーション映画賞 「若おかみは小学生!」

★大藤信郎賞 「リズと青い鳥」

★ドキュメンタリー映画賞 「廻り神楽」 

★TSUTAYAプレミアム映画ファン賞 日本映画部門 
「劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」

★TSUTAYAプレミアム映画ファン賞 外国映画部門 
「ボヘミアン・ラプソディ」

★特別賞 戸田奈津子(字幕翻訳家)

毎日映画コンクールは1946年(昭和21年)日本の映画産業の振興に寄与し、
国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、
毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された国内最高峰の映画賞です。
演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などのスタッフ、
日本映画を代表する名女優田中絹代の名を冠する賞など、幅広い部門を設けていることが特徴です。
各賞は、第一線で活躍中の映画評論家やジャーナリスト、専門家など約80人が選考にかかわり、
毎日映画コンクールはその歴史と伝統とともに、選考の厳正公明さによっても映画業界から高い評価を得ています。
第64回から、「映像のまち」として街作りに取り組んでいる川崎市の協力を得て、同市内で表彰式を開催。
川崎市での開催を重ねながら、一般にも開かれた映画賞として成長を続けています。
表彰式は、カルッツかわさきにて 2019年2月14日(木)に実施いたします。

★第73回毎日映画コンクール 概要

<対象作品>
2018年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上劇場公開された映画
(アニメーション、ドキュメンタリーは完成または上映した作品)

<表彰>
▽作品部門=日本映画大賞、同優秀賞、外国映画ベストワン賞
▽俳優部門=男優・女優主演、同助演、スポニチグランプリ新人、田中絹代賞
▽監督賞▽脚本賞▽スタッフ部門=撮影、美術、音楽、録音賞
▽ドキュメンタリー映画賞▽アニメーション映画賞、大藤信郎賞
▽TSUTAYAプレミアム映画ファン賞
▽特別賞

<表彰式>
2月14日(木)、カルッツかわさき(川崎市川崎区富士見1-1-4)

<公式HP>
https://mainichi.jp/mfa/