捕虜となった息子を助け出す為、銃を取って立ち上がったクルド人女性と、片眼の戦場ジャーナリストの“真実”の物語『バハールの涙』(1月19日(土)新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー)の本編映像を解禁致します。

女弁護士のバハールは愛する夫と息子に恵まれ幸せに暮らしていたが、ある日、クルド人自治区の故郷の町でIS(イスラミックステート)の襲撃を受け、男性は皆殺されてしまう。数か月後、バハールは人質にとられた息子を取り戻すため、女性武装部隊“太陽の女たち”のリーダーとなり、最前線でISと戦う日々をおくっていた。同じく小さな娘と離れ、戦地で取材を続ける片眼の戦場記者マチルドの目を通し、再び我が子を抱きしめる日を夢見て、内戦を生き抜くバハールの姿が映し出されていく。

この度解禁された本編映像では、クルド人女性武装部隊“太陽の女たち”のメンバーが戦場で歌うシーン。肉親を殺されたり、レイプの被害者など、心に深い傷を負った女性で構成された戦闘員たち、その中には少女の面影を残す者もいる。そんな彼女たちが戦場に響かせる歌声は力強く、「母乳は赤く染まり私たちの死が命を産むだろう」という歌詞は、悲劇に負けず、ISに立ち向かう強い信念を感じさせ、境遇を知っているからこそ深く胸に突き刺さる。
先日2018年ノーベル平和賞を受賞した、自らも性暴力の被害者として、その実態を世界に訴え続けるシンジャル出身・ヤズディ教徒のナディア・ムラドさんと境遇を同じくし、ひるまず立ち上がりISと戦うバハールたちの生き様は観る者の胸に響く。

STORY 女弁護士のバハールは愛する夫と息子と幸せに暮らしていた。ある日クルド人自治区の故郷の町でISの襲撃を受け、男性は皆殺されてしまう。バハールは人質にとられた息子を取り戻すため、クルド人女性武装部隊“太陽の女たち”のリーダーとなり、戦う日々を送っていた。

監督・脚本:エヴァ・ウッソン 『青い欲動』 出演:ゴルシフテ・ファラハニ『パターソン』『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』、エマニュエル・ベルコ『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』  2018年/フランス・ベルギー・ジョージア・スイス合作/111分/原題:Les filles du soleil(Girls of the Sun)
配給:コムストック・グループ+ツイン 配給協力:REGENTS   
©2018 – Maneki Films – Wild Bunch – Arches Films – Gapbusters – 20 Steps Productions – RTBF (Télévision belge) / bahar-movie.com