退廃的な生活を送る美少年ジルベールと正義感あふれる少年セルジュ。

この二人の主人公を中心に、ラコンブラード学院の寄宿舎で繰り広げられる代表作『風と木の詩』は、少年たちの同性愛、近親相姦、人種差別、虐待などのタブーに正面から取り組み、マンガ界のみならず、芸術表現の新しい扉を開きました。

『風と木の詩』『地球(テラ)へ…』『天馬の血族』などの名作を生み出し、マンガ界を革新・リードしてきたマンガ家・竹宮惠子。
今までに発表したマンガは、のべ180作品、2万6,000ページにもおよびます。

1967年にマンガ雑誌「COM」に『ここのつの友情』が掲載されてから50年を記念した本展では、初公開となる『風と木の詩』の設定資料や、竹宮惠子の研究成果である精巧な複製原画「原画´(ダッシュ)」のカラーイラスト、貴重な肉筆原稿など約150点を展示し、マンガ家・竹宮惠子の足跡をたどります。

■開催概要

「竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary」

〇会  期:2019年3月2日(土)~4月14日(日)

〇会  場:川崎市市民ミュージアム 企画展示室1

〇観覧料:一般800円(640円)、65歳以上・大高生600円(480円)、中学生以下無料

※()内は20名以上の団体料金。

※障害者手帳等をお持ちの方およびその介護者は無料。

★関連イベントおよび詳細は
ホームページ(https://www.kawasaki-museum.jp/exhibition/14854/)をご確認ください。