グレン・クローズ
ゴールデン・クローブ賞主演女優賞受賞!
世界最高の権威を誇るノーベル賞の、前代未聞のスキャンダル。
夫への愛と憎しみに揺れる妻が、最後に下した決断とは――

アカデミー賞®6度ノミネートの実績を誇る大女優グレン・クローズが、ノーベル文学賞を受賞した世界的作家の夫を慎ましく支える完璧な妻を演じた、夫婦の絆や人生の意味を問う深遠なドラマ、『天才作家の妻 -40年目の真実-』(1月26日(土))。
先日発表された、ゴールデン・グローブ賞では、主演のグレン・クローズがみごと主演女優賞を受賞!日本公開直前にはアカデミー賞ノミネート(1・22)を控え、メディアからも大きな注目を集めています。

この度、グレン・クローズ演じるジョーンの夫であり、ノーベル文学賞受賞作家のジョゼフに関する経歴に疑惑を持つ記者、ナサニエルを演じたクリスチャン・スレーターが語るグレンとの共演シーンについてのインタビューと、クリスチャンに対するビョルン・ルンゲ監督とグレン・クローズからのコメント、更に本編の映像を合わせて特別映像として解禁。クリスチャンの監督への思い、そして、監督とグレン・クローズより、クリスチャンに対する信頼の厚さなどを語っています。

<インタビュー>
クリスチャン・スレーター
Qビョルン・ルンゲ監督について
クリスチャン・スレーター「いくつか作品を見ていたし、大ファンなんだ。登場人物のキャラクターを豊かに、また奥深くまで作り出すことができる素晴らしい監督だよ。僕は脚本を読んで、これは彼の得意分野だと感じたし、素晴らしいものになると思った。」

ビョルン・ルンゲ監督
Qクリスチャン・スレーターについて
ビョルン・ルンゲ監督「クリスチャン・スレーターと一緒に仕事をするのは本当に楽しかった。彼はまるで風に揺れる木のようにしなやかに、自由自在に色んな演技が出来るんだ。それは非常にエネルギーを要するやり方だ。しかし一方で、彼は決められた通りの演技もできる。だから僕が彼に「この台詞はこういう風に演じてほしい」と具体的な指示を出すと、彼はその通りに難無くやってのける。」

グレン・クローズ
Qクリスチャン・スレーターについて
グレン・クローズ「信じられない話だけれど、私は40年間この仕事をしているわ。仕事を続ければ続けるほど、大事なのは役者の演技力だって思うの。特に映画では、シーンの中で動き回れることね。ありとあらゆることを試して、編集者が使える材料をたくさん提供すること。クリスチャンと私には、そういうシーンが3カ所あった。主に彼がパブで私にインタビューするシーンだけど、お互いにとても楽しんだわ。彼に会ったことはなかったけど、素晴らしい仕事が出来たわ。私たちは、色々なことを試すことができたし、彼は全く違ったエネルギーを吹き込んでくれた。」

クリスチャン・スレーター
Qグレン・クローズについて
クリスチャン・スレーター「僕の撮影の大半は、グレンとのシーンだった。僕らのシーンはまるで面白いチェスゲームのようなものだった。2人の関係は、まるでいたちごっこのようだ。僕は真実を喋らせようとするが、彼女は寄せ付けない。押し合いへし合いの関係だよ。彼女は僕の俳優人生で常に憧れて続けた女優だ。彼女の作品を見て育ったけど、共演する機会に恵まれなかった。だからその機会が巡ってきて、僕は有頂天になったんだ。」

クリスチャン・スレーター
Q本作について
クリスチャン・スレーター「他にないユニークな物語だ。グレン・クローズとジョナサン・プライスの演技、関係性、2人の化学反応はとてもパワフルだし、誰もが共感できる物語だと思う。」

完璧な“妻”だった。
夫がノーベル賞を手にした今日までは――

偉大なる世界的な作家と、彼の創作を慎ましく支えてきた完璧な妻。誰の目にも理想的なおしどり夫婦に見えるふたりの関係は、夫がノーベル文学賞を受賞したことをきっかけに揺らめき、静かに壊れ始める……。
毎年スウェーデンのストックホルムで華やかに行われるノーベル賞授賞式を背景に、人生の晩年に差しかかった夫婦の危機を見つめる本作は、男女間の機微をリアルかつ残酷にあぶり出す心理サスペンス。夫婦が隠し続けてきた、重大な“秘密”とは何なのか。夫への愛と憎しみの狭間で引き裂かれた妻は、世界中の注目が集まる授賞式でいかなる“決断”を下すのか−−。

ハリウッドの実力派キャストが集結し、夫婦の絆や人生の意味を問う深遠なドラマを体現。アカデミー賞6度ノミネートの実績を誇る大女優、グレン・クローズの繊細にして凄みに満ちた演技には、既に本年度オスカー最有力との声が高まっている。

<STORY>
現代文学の巨匠ジョゼフ(ジョナサン・プライス)と妻ジョーン(グレン・クローズ)のもとに、ノーベル文学賞受賞の吉報が届く。ふたりは息子を伴い授賞式が行われるストックホルムを訪れるが、ジョゼフの経歴に疑惑を持つ記者ナサニエル(クリスチャン・スレーター)から夫婦の“秘密”について問われたジョーンは動揺を隠せない。実は若い頃から豊かな文才に恵まれていたジョーンだったが、あることがきっかけで作家になる夢を諦めた過去があった。そしてジョゼフとの結婚後、ジョーンは彼の“影”として、世界的な作家の成功を支えてきたのだ。
 ずっと心の奥底に押しとどめていたジョゼフへの不満や怒りがジョーンの中でわき起こり、長年共に歩んできた夫婦の関係は崩壊へと向かう。そして授賞式当日、彼女はこれまで通り慎ましく完璧な“天才作家の妻”を装うのか。それとも本当の人生を取り戻すために、衝撃的な“真実”を世に知らしめるのか……。

監督:ビョルン・ルンゲ 
出演:グレン・クローズ、ジョナサン・プライス、クリスチャン・スレーター 
原題:THE WIFE 2017年/スウェーデン、アメリカ、イギリス合作/英語/101分/シネスコ/カラー
日本語字幕:牧野琴子 後援:スウェーデン大使館 配給:松竹  公式HP:ten-tsuma.jp
(c)META FILM LONDON LIMITED 2017

<ノミネート・受賞歴>※2019年1月15日現在
第76回ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞(グレン・クローズ)★受賞
第25回米映画俳優組合賞 主演女優賞ノミネート
第72回BAFTA英国アカデミー賞 主演女優賞ノミネート
第17回コロンバス映画批評家協会賞 主演女優賞(グレン・クローズ)ノミネート
第1回ウェスタン・ニューヨーク映画批評家協会賞 主演女優賞(グレン・クローズ)ノミネート
第10回ダラス・フォートワース映画批評家協会賞 主演女優賞(グレン・クローズ)第4位
第12回ヒューストン映画批評家協会賞 主演女優賞(グレン・クローズ)ノミネート
第23回フロリダ映画批評家協会賞 主演女優賞(グレン・クローズ)ノミネート
第39回ロンドン映画批評家協会賞 主演女優賞(グレン・クローズ)ノミネート
第15回セントルイス映画批評家協会賞 主演女優賞(グレン・クローズ)ノミネート
第12回女性ジャーナリスト同盟映画賞 主演女優賞(グレン・クローズ)ノミネート
第15回女性映画批評家協会賞 インビジブル・ウーマン・アワード ★受賞
第23回サンディエゴ映画批評家協会賞 主演女優賞 ★受賞
第3回ニューメキシコ映画批評家協会賞 主演女優賞 ★受賞
第8回オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞 インターナショナル部門 主演女優賞 ノミネート
第24回クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞) 主演女優賞 ★受賞
第17回ワシントンDC映画批評家協会賞 主演女優賞 ノミネート
第23回サテライト・アワード 映画部門 主演女優賞 ★受賞
第28回ゴッサム・インディペンデント映画賞 主演女優賞 ノミネート
第22回ハリウッド・フィルム・アワード ハリウッド主演女優賞 ★受賞
第34回インディペンデント・スピリット・アワード 主演女優賞 ノミネート
第30回パームスプリングス国際映画祭 アイコン賞 (グレン・クローズ)★受賞
第20回フィルム・バイ・ザ・シー国際映画祭 映画文学賞 ノミネート

<海外興行状況>
2018年8月17日に全米わずか4館での上映から、9月中旬までに500館以上にまで拡大。現在7.4ミリオンドル(約8億3,811万円)を突破。イギリスでは9月28日に公開し、1.2ミリオンドル(約1億3,440万円)を公開1週で達成。2018年12月のゴールデン・グローブ賞へのノミネーションを受けて、アメリカでは400館以上の映画館で再び上映が始まり、前週比+19,575%UP(‼)で全米興行成績第24位にランクイン(12/10時点)。1月初旬には再び10スクリーン程度の上映だったのが、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞受賞を受けて、三度156スクリーンまで上映館を増やし、週末興行成績も54位→32位まで上昇(1/14時点)。

<海外評>
★最高!見逃せない1本。★★★★★   —The Guardian
★グレン・クローズは凄まじい演技で今年の賞レースに踊り出した。—Screen International
★このベテラン女優は、7度目のオスカーノミネートを――そして、長年の悲願だった受賞をも果たすだろう。
—The Hollywood Reporter