この度、第89回アカデミー賞®作品賞受賞『ムーンライト』バリー・ジェンキンス監督最新作『ビール・ストリートの恋人たち』が2019年2月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開となります。

この度、第76回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が現地時間1月6日(日本時間1月7日)に開催され、本作が見事、助演女優賞<レジーナ・キング> での受賞を果たしました!

前作『ムーンライト』で、同年のミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』を抑え、2017年アカデミー賞において、作品賞ほか3部門受賞を果たし世界中を熱狂させたバリー・ジェンキンス監督。最新作ではジェイムズ・ボールドウィンの「ビール・ストリートの恋人たち」(早川書房刊)を原作に、70年代NYに生きる若きカップルの愛と信念を描いている。長年、映画化を待ち望んだジェンキンス監督が、再び、圧倒的な映像美と叙情的な音楽で綴る、この冬最も美しい愛の物語を完成させた。

本作の舞台は1970年代のニューヨーク。幼馴染として幼い頃から共に育ち、強い絆で結ばれた19歳のティッシュと22歳の恋人ファニー。互いに運命の相手を見出し、幸せな日々を送っていたある日、ファニーが無実の罪で逮捕されてしまう。二人の愛を守るため、彼女とその家族はファニーを助け出そうと奔走するが、様々な困難が待ち受けていた…。

本作はすでに、今年のトロント国際映画祭でお披露目されると観客の熱狂的な支持を得て観客賞次点1位、さらにアカデミー賞の行方を占う賞レースでは、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 脚色賞/助演女優賞/作品トップ10受賞、アメリカ映画協会賞作品トップ10選出、オンライン映画批評家協会賞 助演女優賞(レジーナ・キング)/脚色賞/作曲賞受賞、サテライト賞 作品賞受賞 他、168の賞にノミネート、うち60の賞を受賞(*1/7時点)するなど、数々の映画賞を席巻。今年度のアカデミー賞®大本命として大きな注目を集めている。そして、その最大の前哨戦と言われるこの度の第76回GG賞では作品賞(ドラマ部門)/脚本賞<バリー・ジェンキンス>/助演女優賞<レジーナ・キング> にノミネートされ、見事、助演女優賞<レジーナ・キング>での受賞を果たした。

主人公たちを支える優しくも力強い母親を演じたレジーナ・キングは、本年度の賞レースで、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞、ニューヨーク批評家協会賞、デトロイト映画批評家協会賞、ワシントンDC映画批評家協会賞、オンライン映画批評家協会賞、全米映画批評家協会賞、サテライト賞 など数々のアワードにおいて同賞を獲得。今回のGG賞受賞を受け、より一層、アカデミー賞助演女優賞受賞が確実視されている。
ジェンキンス監督はレジーナのキャスティングについて、「ティッシュとファニーの愛と、娘の中に宿った新しい命を守ろうとするキャラクター。さらに、家族間の軋轢を救おうとしている。レジーナ・キングならそれらの全てを見せられる上に、彼女の強さは自己犠牲の上に成り立っていると観客に気づかせることができる。レジーナは作家でもあり、監督やプロデューサーの経験もあるので、映像製作の全てを知り尽くしていた。」と語っている。

前作『ムーンライト』で自分の居場所を探し求める青年の愛の物語を描いたジェンキンス監督が、再び、かけがえのない愛と希望に満ちた物語で映画史に刻まれる傑作を誕生させた。来たるアカデミー賞に向け、今後の賞レースも本作から目が離せない!

<レジーナ・キング 授賞式スピーチ内容>
「バリー・ジェンキンス、心から愛しています。この素晴らしい物語を伝えてくれて、本当にありがとう。私の息子も本作を見て、こんな映画は初めてだと称賛してくれました。『ビール・ストリートの恋人たち』を愛してくれてありがとう。本作のことを本当に誇りに思っています。ボールドウィン・ファミリーの皆さん、バリーを信じて、映画化の機会を与えてくれてありがとう。プロデューサー、HFPAの皆さん、ありがとう。最期にこの場をお借りして一つ言わせてください。今後2年間、私がプロデュースする作品では半分を女性にします。映画業界だけでなくあらゆる業界の、決定権を持つ女性たち、共に立ち上がり挑戦しましょう。」

主な受賞状況【2019/1/7 現在】

◆受賞:60
・ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 助演女優賞/脚色賞 受賞
・ニューヨーク映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
・ワシントンDC映画批評家協会賞 助演女優賞/作曲賞 受賞
・デトロイト映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
・ロサンゼルス・オンライン映画批評家協会賞 助演女優賞/作曲賞 受賞
・ロサンゼルス映画批評家協会賞 助演女優賞/作曲賞 受賞
・フィラデルフィア映画批評家協会賞 監督賞/助演女優賞/ブレイクスルー・パフォーマンス賞 受賞
・ニューヨーク映画批評家オンライン賞 助演女優賞/音楽賞 受賞
・シカゴ映画批評家協会賞 作曲賞/脚色賞 受賞
・サンフランシスコ映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
・セントルイス映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
・トロント映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
・シアトル映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
・オンライン女性批評家協会賞 脚色賞 受賞 
・アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞 助演女優賞/インディペンデント映画賞 受賞
・フェニックス・オンライン映画批評家協会賞 助演女優賞/作曲賞 受賞
・ラスヴェガス映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
・ボストン・オンライン映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
・ボストン映画批評家協会賞 作品賞/助演女優賞/作曲賞 受賞
・インディアナ映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
・ダラスフォートワース映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
・サウスイースタン映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
・ブラック映画批評家協会賞 助演女優賞/脚色賞 受賞
・サテライト賞 作品賞(ドラマ部門)/助演女優賞 受賞
・女性映画批評家協会賞 ジョセフィン・ベイカー賞/スクリーンカップル賞 受賞
・ヒューストン映画批評家協会賞 作曲賞 受賞
・ウエスタン・ニューヨーク映画批評家協会賞 作品賞/助演女優賞/監督賞/脚色賞/編集賞 受賞
・オンライン映画批評家協会賞 助演女優賞/脚色賞/作曲賞 受賞
・ノースカロライナ映画批評家協会賞 助演女優賞/脚色賞 受賞
・オクラホマ映画批評家協会賞 助演女優賞/アクター・オブ・ザ・イヤー賞 受賞
・アイオワ映画批評家協会賞 助演女優賞/作曲賞 受賞
・コロンバス映画批評家協会賞 作品賞/助演女優賞/アクター・オブ・ザ・イヤー賞/作曲賞 受賞
・全米映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞

◆ノミネート:168
・ゴッサム・インディペンデント映画賞 作品賞/ブレイクスルー俳優賞 ノミネート
・インディペンデント・スピリット賞 作品賞/監督賞/助演女優賞 ノミネート
・ゴールデン・グローブ賞 作品賞(ドラマ部門)/脚本賞/助演女優賞 ノミネート
・サンフランシスコ映画批評家協会賞 作品賞/撮影賞/美術賞/監督賞/脚色賞/作曲賞 ノミネート
・セントルイス映画批評家協会賞 撮影賞/美術賞/作曲賞/脚色賞 ノミネート
・ハリウッド・ミュージック・イン・メディア賞 作曲賞 ノミネート
・ブロードキャスト映画批評家協会賞 作品賞/助演女優賞/脚色賞/撮影賞/作曲賞 ノミネート
・FAAAFブラック・リール賞 作品賞/監督賞/主演男優賞/主演女優賞/助演男優賞/助演女優賞/ブレイクスルー男優賞/ブレイクスルー女優賞/アンサンブル演技賞/脚本賞/撮影賞/美術賞/衣装デザイン賞/作曲賞 ノミネート
・フェニックス映画批評家協会賞 作品トップ10 ノミネート
・ロンドン映画批評家協会賞 助演女優賞/脚本賞/技術賞[音楽] ノミネート
・フロリダ映画批評家協会賞 作品賞/助演女優賞/ブレイクアウト賞/アンサンブル演技賞/脚色賞/撮影賞/美術賞/作曲賞 ノミネート
・ナッシュヴィル(ミュージックシティ)映画批評家協会賞 助演女優賞/作曲賞 ノミネート
・オースティン映画批評家協会賞 作品賞/監督賞/助演男優賞/助演女優賞/ブレイクスルー・アーティスト賞/脚色賞/撮影賞/作曲賞 ノミネート

◆その他
・トロント国際映画祭          観客賞 次点1位
・アメリカ映画協会賞          作品賞トップ10
・アメリカン・フィルム・インスティチュート トップ10作品

監督・脚本:バリー・ジェンキンス 原作:「ビール・ストリートの恋人たち」ジェイムズ・ボールドウィン著(早川書房刊)
出演:キキ・レイン、ステファン・ジェームス、レジ―ナ・キング、コールマン・ドミンゴ、マイケル・ビーチ、ディエゴ・ルナ、エド・スクライン、
ブライアン・タイリー・ヘンリー、デイヴ・フランコ、ペドロ・パスカル 他
2018年/アメリカ/英語/119分/アメリカンビスタ/カラー/原題:If Beale Street Could Talk/日本語字幕:古田由紀子
提供:バップ、ロングライド 配給:ロングライド 公式サイト: longride.jp/bealestreet/ (c)2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.