画家・瀬島匠は、山形にある東北芸術工科大学で学生を指導しつつ、全国を駆け巡って創作活動を行っている。眠る時間以外は何かを作り、ラジコンを飛ばし、絶え間なく喋り、30年間〝RUNNER〟というタイトルで絵を描き続ける。
10代の頃に35歳で死ぬと思い込み、逆算して人生を過ごしてきたが、50歳を過ぎた現在も生き、もう余生だと言いつつあり余るエネルギーを撒き散らし全力で今を生きる。自由奔放に人生を謳歌する破天荒で幸せな人生。しかし、光あるところに影があるように、ある宿命を背負って生き続けていた。秘められた「悲しい物語」がそこにあった。
最新作、大泉洋主演『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の映画監督・前田哲は、全身アーティスト・瀬島匠に出会い、自らカメラを手に衝動的に撮影、一年余りの時間を費やして完成させた。観る者の心を激しく揺さぶる、熱き人間ドキュメントをご高覧ください。

2018年/日本/DCP/日本語/85分

監督・撮影:前田哲
編集:千葉愛美
出演:瀬島匠
制作:Tetsu Maeda

主題歌:RCサクセション「ぼくの好きな先生」(Licensed by USM JAPAN, A UNIVERSAL MUSIC COMPANY)

(C)2019. Tetsu Maeda

www.sukinasensei.com/    

2019年3/23(土)〜新宿K’cinemaにてロードショー、全国順次公開