『バーニング 劇場版』 LA映画批評家協会賞 外国語映画賞&助演男優賞W受賞!
この度、イ・チャンドン監督 8 年ぶりの最新作となる『バーニング劇場版』が 2019 年 2 月 1 日(金)より TOHO シネマズ シャンテほかにて全国公開いたします。
巨匠イ・チャンドン監督の 8 年ぶりの新作は、日本が世界に誇る小説家、村上春樹の「納屋を焼く」を原作とし、設定はそのままに物語を大胆にアレンジし映画オリジナルのストーリーを構築。原作の中にある小さな謎を拡大し、さらに繋げることでより映画らしいエンタテインメント作品として見事に作り上げた。本作は小説家を目指しアルバイトを転々として生きる主人公ジョンスが、幼馴染のヘミから正体不明の男ベンを紹介されたことによって不可思議なことが起こり始める。各シーンに伏線となる鍵が埋め込まれ、観るたびに新たな見解を呼び起こす究極のミステリーだ。また、キャラクターそれぞれの生活を通していまの若者が感じている、将来に希望を持てない“無力”さと、どこに向けて良いか分からない“怒り”を赤裸々に描きだし、現代社会の裏側を繊細に表現。イ・チャンドン監督のストーリーテラーとしての才能を本作でもいかんなく発揮している。主演に『ベテラン』のユ・アイン。謎の男ベンにはドラマ「ウォーキング・デッド」で注目されるスティーブン・ユァン。ヘミには、オーディションで大抜擢された新人チョン・ジョンソと次世代の演技派俳優が共演。
現地時間 12 月 9 日(日)、アカデミー賞の前哨戦として注目されるLA批評家協会賞にて『バーニング 劇場版』が外国語映画賞を受賞。また、ドラマ「ウォーキング・デッド」で人気のスティーブン・ユァンが助演男優賞を受賞いたしました。カンヌ国際映画祭において有力紙「スクリーン デイリー」にて歴代最高評価を獲得した本作は、アカデミー賞外国語映画にて韓国代表にも選出されており、本受賞によりアカデミー賞ノミネートへの期待がより一層向けられます。
また、12 月 5 日(現地時間)にはNYタイムズ紙による「2018 年最高の映画」の 2 位に本作が選ばれ、「2018 年最高の俳優」12人のなかに主演のユ・アインが名を連ねました。
本作の監督を務めるイ・チャンドン監督は 12 月 12 日(水)に都内で記者会見予定。賞レースを席捲する本作にぜひご注目ください。
監督:イ・チャンドン『シークレット・サンシャイン』
原作:村上春樹「蛍・納屋を焼く・その他の短編」(新潮文庫)
出演:ユ・アイン『ベテラン』 スティーブン・ユァン「ウォーキング・デッド」シリーズ チョン・ジョンソ
2018 年/韓国/カラー/148 分/国際共同制作 NHK/配給:ツイン ©2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved