世代や国を超えて愛され続ける冬ラブソングの名曲、中島美嘉の「雪の華」が、5年ぶりの恋愛映画出演となる登坂広臣、そして今最も注目される女優・中条あやみ主演で映画化、2019年2月1日(金)より全国ロードショーとなります。

登坂が演じるガラス工芸家を目指す綿引悠輔(わたびきゆうすけ)は、ぶっきらぼうだがまっすぐな青年。中条が演じる平井美雪は、余命宣告を受けながら憧れの地<フィンランド>で見ると奇跡が起こる“赤いオーロラ”を見ることを夢見ており、悠輔と出会って生まれて初めての恋をするという役どころ。さらに本作のメガホンを取るのは、『orange-オレンジ-』(15)や『羊と鋼の森』(18)で知られる新鋭・橋本光二郎監督。脚本は『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)、「ひよっこ」(17/NHK)など数々の名作映画・ドラマを生み出してきた岡田惠和(よしかず)。一流のキャスト・スタッフが勢揃いし、この冬、最高のラブストーリーが誕生します。

この度、本作の劇中音楽を世界的ヴァイオリニストの葉加瀬太郎氏が手掛けることが解禁になりました。葉加瀬氏は、「同じ曲が調を変えテンポを変えて、何度も出てくることによって、どんどん心に積まれていき、最後にクライマックスを迎えるというのが、僕の好きな映画音楽です。作品全体を通して、徐々に心に沁みていくのが理想ですね。それは、すべての音を手掛けるからこそ初めて出来ることで、とても楽しい作業でした」と、初めて全編を通して映画音楽を手掛けることの喜びを語りました。

「雪の華」という楽曲が映画のモチーフになっていることについては、「「雪の華」のメロディを何とか僕のヴァイオリンで表現したいと考え、オープニングとエンディングにもってくることにしました。大好きな映画『ベニスに死す』で使われている、マーラーの5番のようなイメージで「雪の華」を弾けたらいいなと思っています」と自身のヴァイオリンで「雪の華」を演奏していることを明かし、映画については「大変美しい話だと思いました。ピュアな物語というものは、人がいくつになっても心に響きますし、美雪の“覚悟がある愛”には、多くの共感が寄せられると思います」と語り、試写を観終わったときには、すでに音楽のイメージは出来上がっていました。

また本作は、日本とフィンランドを舞台に繰り広げられる壮大なラブストーリーであるところから、「フィンランドが大切な舞台になっていますので、国民的な作曲家のジャン・シベリウスの楽曲を意識しました。彼の重厚なトーンの緯度や寒さを感じさせる“北の音”を聴いて、曲を作るきっかけにしていました」と映画を彩る楽曲の数々が生み出されていく裏側を明かしてくれました。悠輔と美雪の一生に一度の運命の恋を紡ぐ多彩なメロディにも是非、注目ください。

◆タイトル:『雪の華』 ◆公開表記:2019年 2月 1日(金)全国ロードショー
◆配給クレジット:ワーナー・ブラザース映画 
◆コピーライト:©2019 映画「雪の華」製作委員会