TAMA映画フォーラム実行委員会は毎年11月に開催する映画祭TAMA CINEMA FORUMとともに年数回の特別上映会をベルブホール(多摩市立永山公民館)で実施しており、7月21日(土)に『パターソン』を上映いたします。本作はジム・ジャームッシュ監督による人間ドラマ。何気ない日常のなかで心に芽生える詩を秘密のノートに書きとめているバス運転手・パターソンの7日間を、絶妙な間と飄々とした語り口で描いています。『スター・ウォーズ』シリーズのアダム・ドライバーがパターソンを演じたほか、永瀬正敏が日本から来た詩人として登場しています。

第3回上映後には、翻訳家の柴田元幸 氏と詩人のマーサ・ナカムラ 氏によるトークを実施。「ディテールやバリエーション、日々のやりとりに内在する詩」(監督のメッセージより)の魅力に迫ります。

【作品紹介】

ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手のパターソンの1日は朝、隣に眠る妻ローラへのキスで始まる。いつものように仕事に向かい、乗務をこなすなかで、心に芽生える詩を秘密のノートに書きとめる。帰宅して妻と夕食を取り、愛犬マーヴィンと夜の散歩。バーへ立ち寄り、1杯だけ飲んで帰宅しローラの隣で眠りにつく。一見変わりのないパターソンの7日間が穏やかに描かれるユーモアと優しさに溢れた物語。『ミステリー・トレイン』(1989)以来、27年ぶりにジャームッシュ作品への参加となった永瀬正敏にも注目。

■『パターソン』 公式サイト http://longride.jp/paterson-movie/  Photo by MARY CYBULSKI (C)2016 Inkjet Inc. All Rights Reserved.

監督・脚本:ジム・ジャームッシュ 出演:アダム・ドライバー、ゴルシフテ・ファラハニ、永瀬正敏
英題:PATERSON  2016年/アメリカ/118分/英語/アメリカン・ビスタ/カラー  提供:バップ、ロングライド  配給:ロングライド

【ゲスト紹介】

柴田元幸 氏
1954年生まれ。翻訳家。著作に『ケンブリッジ・サーカス』など。最近の訳書に、マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒けん』、編訳書にジャック・ロンドン『犬物語』など。6月18日にスティーヴン・ミルハウザー『十三の物語』が刊行。

マーサ・ナカムラ 氏
1990年生まれ。詩人。埼玉県出身。2014年、早稲田大学文化構想学部 文芸・ジャーナリズム論系 卒業。2016年、第54回 現代詩手帖賞受賞。2017年、思潮社より初詩集『狸の匣』刊行。2018年、中原中也賞受賞。

【上映情報】

[日時] 2018年7月21日(土)4回上映
①10:30~12:28 ②13:00~14:58 ③15:30~17:28  トーク17:35~18:35  ④19:00~20:58

[会場] ベルブホール(多摩市立永山公民館/ベルブ永山5F)多摩市永山1-5 京王永山駅・小田急永山駅から徒歩約2分

[料金] 前売・インターネット予約:1,000円(中学生以上)
当日:1,200円(中学生以上)、600円(4歳~小学生)
※TAMA映画フォーラム支援会員、障がい者とその付添い者1名は当日600円
※インターネット予約は、上映当日に前売価格にて精算・チケット受渡。受付は7月20日(金)まで

[前売]  発売中

[取扱い] 多摩市立永山公民館(祝日を除く9:00~17:00)、多摩市役所売店(8:30~17:00)、
聖蹟桜ヶ丘ヴィータ7F「多摩ボランティア・市民活動支援センター」、ココリア多摩センター5F「おしごとカフェ キャリア・マム」
[保育サービス] ①②上映中、お子さまをお預かりいたします
(対象は満1歳以上/各回先着10名)。公式サイトから要申込
[インターネット予約] 公式サイトをご覧ください http://www.tamaeiga.org/special/paterson