ヴェネチア国際映画祭審査員グランプリ受賞!サミュエル・マオズ監督最新作『運命は踊る』_邦題&公開が決定!
『レバノン』で第66回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞に輝いた、イスラエルの名匠サミュエル・マオズ監督の最新作「FOXTROT(原題)」の邦題が、『運命は踊る』に決定。
また、2018年9月29日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開することに決定致しました。
人は、運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命に出会う。——ラ・フォンテーヌ
ミハエルとダフナ夫妻のもとに、軍の役人が、息子ヨナタンの戦死を知らせるためにやって来る。ショックのあまり気を失うダフナ。
ミハエルは平静を装うも、役人の対応にいらだちをおぼえる。そんな中、戦死の報が誤りだったと分かる。
安堵するダフナとは対照的に、ミハエルは怒りをぶちまけ、息子を呼び戻すよう要求する。ラクダが通る検問所。
ヨナタンは戦場でありながらどこか間延びした時間を過ごしている。ある日、若者たちが乗った車がやって来る。
いつもの簡単な取り調べのはずが・・・。遠く離れたふたつの場所で、父、母、息子――3人の運命は交錯し、すれ違う。
まるでフォックストロットのステップのように。
監督は、デビュー作『レバノン』(金獅子賞)に続き、本作で第74回ヴェネチア国際映画祭審査員グランプリを受賞したサミュエル・マオズ。
『運命は踊る』では、実体験をベースに、運命の不条理さ、人生のやるせなさを緻密に描きだす。
残酷な誤報から浮かび上がる、それぞれの愛、傷、罪、過去、記憶――。
まるでギリシャ悲劇を思わせるストーリーが、流れるようなカメラワークと相まって、ミステリアスに展開する。
<STORY>
イスラエル・テルアビブのアパート。家族のもとに、息子が戦死したとの連絡が入る。取り乱し、悲しみに打ちひしがれる両親。
しかし、それは誤報であり、息子は生きていることがわかる。一方、戦う相手もいない前哨基地で間延びした時間を過ごす息子。
遠く離れたふたつの場所で、父、母、息子――3人の運命は交錯し、すれ違っていく。
監督・脚本:サミュエル・マオズ 出演:リオール・アシュケナージー、サラ・アドラー(『アワーミュージック』)、ヨナタン・シライ
2017年/イスラエル=ドイツ=フランス=スイス/113分/カラー/シネスコ 後援:イスラエル大使館 配給:ビターズ・エンド www.bitters.co.jp/foxtrot/
© Pola Pandora – Spiro Films – A.S.A.P. Films – Knm – Arte France Cinéma – 2017
9月29日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!