SF 映画史上最高傑作として、公開後35 年にわたり語り継がれる『ブレードランナー』(82)。その続編となる『ブレードランナー2049』(数字読み方:ニー・ゼロ・ヨン・キュウ)が10 月27 日(金)公開となる。“ブレードランナー”デッカードをハリソン・フォードが再び演じ、新たな“ブレードランナー”K をライアン・ゴズリングが熱演。リドリー・スコットは製作総指揮、「メッセージ」(16)でアカデミー賞(r)監督賞にノミネートされた鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督をつとめ、新たなる<奇跡>を起こす。そしてこの度、本作で“衝撃的な事実”が明らかになることを予感させる日本版予告編が到着した。

予告編の映像は、新たなレプリカント(人造人間)を製造するウォレス(ジャレッド・レト)の口から、「やがて人類は絶滅し、“レプリカント”が世界を支配する」と衝撃的な発言から始まっている。本作で舞台となるのは、前作から30 年後“2049 年”の世界。貧困と病気が蔓延するカルフォルニアでは、人間と見分けのつかないレプリカントが労働力として生産され、人間社会と危うい共存関係にあった。そんな中、ライアン・ゴズリング演じるロサンゼルス市警の“ブレードランナー”K は、違法な旧レプリカント“処分”の任務にあたる最中、このウォレスの<巨大な陰謀>を知る。

その陰謀の闇を暴く鍵を握る男こそ、映像中盤で姿を現したハリソン・フォード演じるかつてのブレードランナー“デッカード”なのだ。「手を貸してほしい」と言うK に、ブラスターを構えながら見せるデッカードの不敵な笑みは、敵か味方か分からないミステリアスさを醸し出し、一筋縄ではいかない今後の展開を予感させてくれている。さらに御年75 歳とは思えないハリソン・フォードのアクションも必見。ライアン演じる“新ブレードランナー”Kに負けず劣らずの華麗なパンチは、“ブレードランナー”デッカードの健在ぶりが伺え、ファンが喚起すること必至のシーンにもなっている。

しかし映像のラストでは一転、デッカードが「何を隠している?」と核心を突かれ、思わず言葉を失いながら今までに見せたことのない表情で俯いている。そんなデッカードの苦しそうな様子に、彼が恋人の女性レプリカントと共に姿を消して以来30 年間守り続けた重大な<秘密>が明らかになることを予感させ、さらなる期待を感じられずにはいられない!!

デッカードがこつ然と姿を消してから30 年、“知るか覚悟はあるか――”という言葉が物語るように、本作では知られざる<真実>が明かされることになる。今なお色あせることなく、映画界と世界中のカルチャーを魅了し続けている「ブレードランナー」。『ブレードランナー 2049』で描かれる30 年後の世界は、その圧倒的な映像美をよりパワフルに引き継ぎ、ベールに包まれ多くの謎を抱えながらも、新たな映画新時代の幕開けとなる。

▼日本版予告

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