『ワンダーウーマン』:感動、泣けると大ヒット驀進中!動員50万人、興収8億円を突破
全世界で大ヒット中の『ワンダーウーマン』が先週8月25日(金)に日本で公開。
大ヒットスタートを切った。2週目も脅威の強さを見せた。興行収入は3位から2位へとランクアップを見せ、アメリカでは女性監督興行成績歴代1位、興行成績が『アナと雪の女王』、『ハリー・ポッター』シリーズ超えなど、一大ムーブメントとなった『ワンダーウーマン』。日本でも、感動の嵐が巻き起こり、『ワンダーウーマン』旋風が起きている。
9月2日(土)、3日(日)の成績は観客動員数112,881人、興行収入165,853,700円。
公開日からの合計は観客動員数 584,109人。興行収入816,880,400円。
また、興行収入が先週初登場は3位だったが、『怪盗グルーのミニオン大脱走』を超えて、脅威のランキングアップで2位へ浮上した。脅威の興行となったの要因は作品のレビューが非常に高く、口コミが公開後に広がったことである。また、客層にも変化が見られ、週末は劇場によっては女性グループや20代のカップルが多く、平日は50代以上の男女が多くみられる。また、親子での鑑賞も多く、今までのアメコミ映画にはなかった客層が押し寄せている。SNSでも「お母さんとワンダーウーマンを見る」や「母にワンダーウーマンを誘われた」など母が娘を誘うケースが多く、劇場に親子でのお客さまも多く見受けられた。
また、口コミもアクション映画だけにとどまらず、「感動した!」や「泣けた!」という感想が飛び交い、ワンダーウーマンとなるダイアナが2度とは戻れぬ決意で生まれ故郷を後にし、最愛の男性と巡り合い、愛を知り、そして大いなる決断をするその姿、感動のストーリーに多くの共感が生まれている。「2回目なんだけどやっぱり泣いた」「神だわこれwほんとにおもしろい!泣いたのは内緒ねw」「ワンダーウーマンひどい。めっちゃ泣いたやん。号泣したとか聞いてないし」「信じられないほど泣いた…1回目よりはるかに泣いた…」「君の膵臓を食べたいもワンダーウーマンもどえらい作品だった。
泣いた泣いた」と感動のレビューが巻きおこっている。
女性主人公の映画で比較すると『マイ・インターン』(最終興収17.8億円)の2週目まで合計が594,525,600円。『ワンダーウーマン』は興収比が137%。20億円も射程圏内となっている。世界中で大ヒットしたのは、女性だけの島で育ち、男性を見たことすらない好奇心豊かな<プリンセス>ダイアナが、外の世界を知り、人々の争いを止めるため<最強の美女戦士>ワンダーウーマンとして立ち上がる姿を描き、その感動的なストーリーとなっており、アメコミ映画を観たことのない層からも支持された。また、その世間知らずで時折見せるチャーミングな姿やそのプリンセス・ストーリーに、もはやアメコミというジャンル超え、女性、子供たちが共感を得て、ロングランヒットとなった。「Variety」による『ワンダーウーマン』が全米で大ヒットの検証によると、ワンダーウーマンの観客はヒット作品と類似しているが、特徴的なのは女性と50歳以上の年齢層は次第に増加してったことだろう。
公開後3週間で女性観客層は男性観客層とほぼ同じ数にまで増加した。さらに、レビューがよかったことといい口コミが公開後の素晴らしい興行収入へとつながった。スーパーヒーローものの大作映画で男女比が同等というのはいまだかつて前例がなく、平均的なスーパーヒーロー映画だと男性が62%。デイジー・リドリー主演の「スターウォーズ:フォースの覚醒」でさえ男女比56:44だった。『ワンダーウーマン』では最初の数週間で50歳以上が12%から22%に増加し、これは通常の大作と比較すると20%高い。また子供を連れて映画を見に来た親が多いといえる。
世代に超える感動を与える『ワンダーウーマン』。映画ライターからも新たなヒーロー像に絶賛の声があがっており、全米同様に、日本でも親子連れが徐々に増え始めている。「多方面に配慮がなされた”政治的な正しさ”もありながら、直球勝負の明快な作り&メッセージがシンプルに胸を打つ。 ダイアナをロールモデルとして育つ子供たちが心底羨ましい!!」今祥枝(映画ライター)。「彼女を見ると自分もまっすぐに、心強くあろうと思える。これこそ、正統派スーパーヒーローが与えてくれる爽快感。この夏いちばんカッコいい! 」萩原麻理(映画ライター)2回、3回と何度も鑑賞するリーピーターが多く、作品に対する評価の高さも伺える。また、ワンダーウーマンの運命を大きく動かしたスティーブ・トレバー(クリス・パイン)に対しての絶賛の声も多い。「2人の掛け合いが面白い」「彼こそが新しい男性像」「ワンダーウーマンとスティーブのロマンスに涙」「最後のセリフが最高過ぎる。もう一度見たい」などの声が上がっている。さらにワンダーウーマンのポーズをした写真やコスプレの写真も多く見受けられ、『スーサイド・スクワッド』のハーレークインの時のような、若い女性にも注目を集まっている。9月2日には『マイナビpresents 第25回 東京ガールズコレクション 2017AUTUMN/WINTER』が実施され、公式アンバサダーを務める乃木坂46の白石麻衣、西野七瀬が映画『ワンダーウーマン』のコラボTシャツを着用。西野は「これで(ワンダーウーマンみたいに)私もちょっと強くなったかな」とステージで披露し、10代~20代の女性の間で話題となった。
映画『ワンダーウーマン』は作品評価の高さ、幅広い客層、女性の支持と、アメリカ同様にロングランヒットが期待される。