日本のワイン業界に光を差し込み、牽引してきた一人の男「麻井宇介」。
宇介は、メルシャンでウイスキーやワイン醸造を手掛け、日本のワインに革命を起こしたとされる「シャトー・メルシャン桔梗ケ原メルロー」を手掛けた日本ワイン界の偉大なる先駆者であり、日本ワイン界のレジェンドです。
この宇介の薫陶を受け 、「ヨーロッパに負けないワインを造ろう!日本ワインを造ろう!」 とワイン造りに人生を賭けた若者たち「ウスケボーイズ」の実話が映画化することが決定いたしました。本作は、日本ワインに革命を起こした革命児「ウスケボーイズ」の、苦悩の果てに掴みとった夢を描いたサクセスストーリーです。

本作でメガホンをとるのは、モントリオール世界映画祭やマドリード国際映画祭など数々の国際映画祭にて受賞実績を誇る柿崎ゆうじ監督。

今週7月10日(月)より、甲信地方オールロケにてクランクインし、順調な撮影が続いております。

日本でのワイン造りの歴史は、今から約140年前の明治時代。当初は生食用葡萄を使用してのワイン造りでしたが、この方法では本来のワインが造れないと分かり、生食用葡萄栽培からワイン用葡萄栽培へとシフトを変え、多くのチャレンジャーがワイン用葡萄を栽培し、ワインを生産。しかし、従来の日本ではワイン用葡萄の栽培は難しく、生産者は挫折の連続でした。そのため、近年まではワインというよりは、はちみつや香料を加え味付けをした甘味葡萄酒が日本国内では主流でした。また、ジャム状の葡萄果汁を輸入して、水で薄め発酵させた商品が“国産ワイン”として販売されておりました。そんな “国産ワイン”“日本ワイン”の定義をかえ、本国内で栽培された葡萄を100%使用して醸造されたワイン造りに成功した「麻井宇介」と、そのイズムを受け継いだ「ウスケボーイズ」。
本作は、小学館から発売され、第16回小学館ノンフィクション大賞を受賞した「ウスケボーイズ/ 日本ワインの革命児たち」(河合香織著/小学館刊)を参考に、実在する革命児たちへの取材を続け、脚本が組み立てられ生み出された真実の物語です。

原作: 「ウスケボーイズ/ 日本ワインの革命児たち」(河合香織著/小学館刊)
企画・製作: カートエンターテイメント
エグゼクティブプロデューサー: 柿崎ゆうじ
プロデューサー: 古谷謙一/前田茂司
監督:柿崎ゆうじ(『第二警備隊』『大河巡る』)
脚本:中村雅
製作協力: 楽映舎

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