この度、塚本晋也監督作品『野火』につきまして、戦後 70 年、71 年に続き、72 年に当たる今年も終戦記念日前後を中心に、3年目の全国上映を行わせていただく運びとなりました。

2014 年、ヴェネチア映画祭メインコンペティション部門に唯一の日本映画として選ばれ、2015 年、戦後 70 年に当たる年に公開、第 89 回キネマ旬報ベスト・テン「日本映画ベスト・テン」第2位、第 70 回毎日映画コンクール監督賞&男優主演賞を W 受賞するなど好評を得た塚本晋也監督&大岡昇平原作の映画『野火』。戦後 71 年にあたる昨年は、観客の熱い期待に応えて終戦記念日前後を中心に全国の劇場でアンコール上映が行われました。初年度からの総観客数は自主上映を中心としながらも 8 万人を越える大盛況。塚本監督自身も各地の劇場を回り、お客様との対話の時間を持ちました。
そんな多くの観客を圧倒させた『野火』が、戦後 72 年の今年もスクリーンに帰ってきます!

8 月 15 日(火)終戦記念日当日、メイン館である東京・ユーロスペースでの上映では来場者全員に A3 サイズの特製横型ミニポスターをプレゼント。そのほか立川シネマシティでは『野火』の音響 北田雅也監修によるサウンドでの上映を予定。さらに 8 月を中心に既に全国 24 館での上映が決定しています。また、先の 2 館を含め、関東圏を中心に 15 以上の劇場で監督の舞台挨拶も実施予定です。マーティン・スコセッシ監督「沈黙-サイレンス-」での大役出演を経て、「野火」と「沈黙」、2つの大きな宿願を果たした経験もお話する予定です。
劇場以外にも、NHK で好評放送中のテレビ番組「100分 de 名著」には原作である大岡昇平の「野火」が登場。終戦記念日前の放送予定で、全 4 回のうちの 4 回目には塚本監督のゲスト出演が決定しています。
さらに京都の NHK 文化センター京都教室では、8 月 5 日(土)に 1 日講座が開講。映画を通じて緊張感溢れる人間の「極限状態」を表現し続ける塚本監督自らが、映画に込める思いを語ります。

【監督からのコメント】
戦後70年には多くの方々に「野火」を見ていただき、たいへん大きな反響をいただきました。上映2年目の戦後71年の年も熱心な劇場さんにご協力をいただき、ふたたび「野火」を上映することができました。そして今年3年目。また「野火」を上映します。戦争のことを忘れてはならないのは、最初の1年目だけではありません。願わくば、毎年終戦記念日近くには「野火」を上映し、いつまでも戦争の恐ろしさを、劇場の大きな空間で体感として味わっていただきたいと、その必要を感じています。

(C)SHINYA TSUKAMOTO / KAIJYU THEATER

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