昨年のカンヌ国際映画祭で批評家達を震撼させ、批評家週間グランプリを受賞した驚異の問題作「ザ・トライブ」が4月18日よりユーロスペース、シネマカリテで上映が始まった。台詞や音楽は一切なく、字幕も吹き替えすらも存在しない。登場人物すべてがろう者であり、全篇が手話のみによって構成された前代未聞の映画体験に、観終わった観客からTwitterで興奮気味のツイートが次々と拡散されている。

 この度、ヒットを記念して、日本で初めてのろう主演女優となり、国内の多くの賞を受賞した、忍足亜希子さんをゲストに招き舞台挨拶を行います。ろう者であることによる映画撮影中の裏話や、「ザ・トライブ」主演女優ヤナ・ノヴィコヴァ来日中の交流などについてお話をしていただきます。(手話通訳付き)

《舞台挨拶スケジュール》
■場所:ユーロスペース( 〒150-0044 東京都渋谷区円山町1−5)
■日程:4月25日(土)
■舞台挨拶:16:45〜17:05(20分)

ゲスト
忍足亜希子(おしだりあきこ)
1970年生まれ。1999年、映画『アイ・ラヴ・ユー』で日本最初のろう主演女優としてデビュー。第23回日本アカデミー賞(映画『アイ・ラヴ・ユー』)、「日本アカデミー賞協会特別賞」受賞、第54回毎日映画コンクール「スポニチグランプリ新人賞」受賞、第16回「山路ふみ子福祉賞」受賞。

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執筆者

Yasuhiro Togawa