昨年のカンヌ国際映画祭で批評家達を震撼させ、批評家週間グランプリを受賞した驚異の問題作「ザ・トライブ」が4月18日よりユーロスペース、シネマカリテで上映が始まった。台詞や音楽は一切なく、字幕も吹き替えすらも存在しない。登場人物すべてがろうあ者であり、全篇が手話のみによって構成された前代未聞の映画体験に、観終わった観客からSNSで興奮気味のツイートが次々と拡散されている。

この度、ヒットを記念して、ベラルーシ在住の主演女優ヤナ・ノヴォコヴァの舞台挨拶を、株式会社シュアールが提供する「遠隔手話通訳」システムを使用して4カ所*を同時に結び、日本初の国をまたいだ遠隔手話通訳による舞台挨拶を行う事が決定。ユーロスペースのスクリーンに4カ所を投影して舞台挨拶を行います。

日時:4月24日(金)
時間:16時〜(約20分間)
会場:ユーロスペース

主催:彩プロ・ミモザフィルムズ  
協力:株式会社シュアール(神奈川県藤沢市/代表:大木洵人)

*遠隔手話通訳(モバイルサイン)とは?
テレビ電話を利用し、遠隔で行う手話通訳。 利用者(聴覚障がい者)に対して、手話コールセンターに待機している手話通訳者が、パソコンやスマートフォンの画面とスピーカーを通して遠隔で手話通訳を行います。 緊急時に短時間でも手話通訳を利用できる点が大きな特徴です。全国各地の窓口に設置されているほか、電話の代行も行っています。(シュアール)

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執筆者

Yasuhiro Togawa