濱口竜介監督映画『BRIDES(仮)』クラウドファンディング予定期間1/3で目標額300万円を達成
演技ワークショップ運営・映画製作を行う神戸ワークショップシネマプロジェクトLLPは、現在神戸を中心に撮影中の長編映画『BRIDES(仮)』(監督:濱口竜介)について、8月13 日(水)より、インターネットを通じ不特定多数の人々から資金を募るクラウドファンディングサービスを使った資金調達を行い、ファンディング終了まで53 日を残し一月弱で当初目標の300 万円を超える支援金を集めました。
https://motion-gallery.net/projects/BRIDES
このファンディングはモーションギャラリー(https://motion-gallery.net)がプラットフォームとなり、同サイトと提携を開始した映画配信販売サービスのLOAD SHOW(http://loadshow.jp/)が行うキュレーション企画の第一弾となります。
映画『BRIDES(仮)』は、第67 回カンヌ映画祭に若手映画監督・プロデューサーを派遣する長編映画企画公募プロジェクト「C2C – Challenge to Cannes 2014」(主催:ateway
for Directors Japan)に選ばれ、今年5 月に世界の映画関係者に向けプレゼンテーションを行った企画です。監督の濱口竜介にとっては、近年ロカルノや山形等の映画祭で上映された『なみのおと』を始めとする東北三部作(共同監督:酒井耕)のドキュメンタリー、染谷将太を主演に迎えた中編『不気味なものの肌に触れる』等の作品があったものの、長編劇映画としては実に3 年ぶりの新作となります。
デザイン・クリエイティヴセンター神戸(愛称:KIITO)の「KIITO アーティスト・イン・レジデンス2013」招聘作家である濱口が演技経験不問で参加者を募り、2013 年9月から2014 年2 月まで約5ヶ月に渡って「濱口竜介 即興演技ワークショップ in Kobe」を開催しました。この映画はそのワークショップに参加した17 人の出演者とともに作られています。
クラウドファンディングは10月31日(金)まで継続します
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執筆者
Yasuhiro Togawa