今年も映画大国アメリカ合衆国では賞レースの季節がやってきました。
ゴールデン・グローブ賞が1月16日、アカデミー賞は2月27日に授賞式が行われます。(現地時間)
すでにゴールデン・グローブ賞候補者は発表されており、本作『ブローン・アパート』主演のミシェル・ウィリアムズは最新作『ブルーバレンタイン』で主演女優賞候補になっています。
また1月25日に候補者が発表されるアカデミー賞でもノミネートが期待される今一番注目の女優です。
ミシェル・ウィリアムズは2008年に亡くなった元婚約者ヒース・レジャーとの娘・マチルダを2005年に出産。
『ブローン・アパート』が製作された2008年は小さな娘を抱え、大切な人を失った転機の年でした。
多くの経験をへて、より内面をさらけ出せる女優として成長した彼女は本作で、恋人との情事の間に幼い息子と夫をテロで失い罪悪感と喪失感に苛まれ心身ともに粉々になるという女性を熱演しています。

映画『ブローン・アパート』は2011年1月29日(土)より銀座シネパトス他にて全国順次公開します。

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ミシェル・ウィリアムズ
1980年9月9日、アメリカ、モンタナ州生まれ。
14歳の時に『名犬ラッシー』(94)で映画デビュー。『スピーシーズ/種の起源』(95)では、エイリアン・シルの少女時代を演じ話題に。その後、青春ドラマTVシリーズ「ドーソンズ・クリーク」(98〜03)にレギュラー出演し、人気を集める。『キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!』(99未)、『ミー・ウィズアウト・ユー』(01)などを経て、2005年、『ブロークバック・マウンテン』で、ヒース・ジャレット演じる夫が同性愛者と知って苦悩する妻アルマを演じ、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞の助演女優賞にノミネート。その後も、『アイム・ノット・ゼア』(07)、ユアン・マクレガーと共演した『彼が二度愛したS』(08)、『脳内ニューヨーク』08)、レオナルド・ディカプリオと共演した『シャッター アイランド』(09)などで印象を残す。今、最も熱い注目を集める若手実力派女優。公開待機作に“Blue Valentine”(10)。

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執筆者

Naomi Kanno