本年度トロント映画祭にて最高賞(観客賞)を受賞し、アカデミー賞最有力候補と話題を呼んでいる『英国王のスピーチ』は、11月26日にアメリカで限定公開され、週末の1館あたりの平均成績が本年度ナンバー1になるという大ヒットスタート(館数: 4館(NYとLA)、公開週末興収:約$350,000、館アベ:$85,448)という追い風に乗り先日発表されたナショナル・ボード・オブ・レビュー賞においてもトップ10に選出され、この度8部門にノミネートされていた英国インディペンデント賞におきまして作品賞・主演男優賞(コリン・ファース)・助演男優賞(ジェフリー・ラッシュ)・助演女優賞(ヘレナ・ボナム=カーター)・脚本賞・リチャード・ハリス賞(ヘレナ・ボナム=カーター)の最多6部門を受賞いたしました!リチャード・ハリス賞は映画界での輝かしい功績を称えて贈られる名誉ある賞となります。
ノミネート8部門中6部門独占受賞という快挙を果たし、全米に続いて本拠地英国でも高い評価を得ています!

本作は、現イギリス女王エリザベス2世の父にして、この度婚約発表をして世界中の話題をさらっているウィリアム王子の曽祖父に当たるジョージ6世が主人公の歴史ドラマ。吃音症を抱えた内気なジョージ6世が、言語聴覚士の助けを借りて障がいを克服し、第2次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づけ心をひとつにする見事なスピーチを披露して、人心を得るまでを描く感動作です。主演のジョージ6世には『シングルマン』で世界の映画賞を独占した記憶も新しいコリン・ファース、言語聴覚士にジェフリー・ラッシュ、ジョージ6世の献身的な妻にヘレナ・ボナム=カーターという本格演技派ぞろいの作品です。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=48878

執筆者

Yasuhiro Togawa