12月11日よりウディ・アレン監督の監督40作目という記念碑的な新作『人生万歳!』が公開されます。
この映画の主役は、偏屈な元天才物理学者ボリスと南部から出てきた無教養な田舎娘メロディ。今回メロディ役でウディ・アレン映画のヒロインの座を射止めたのは、1987年生まれのエヴァン・レイチェル・ウッド。『ミッシング』、『アクロス・ザ・ユニバース』『レスラー』などの話題作に次々と出演する期待の若手女優で、マリリン・マンソンとの19歳の年齢差を超えた交際も大きな話題を呼んだ。『人生万歳!』では、何も知らないおバカなティーンを演じ、いままでの映画にはないキュートな魅力を全開にさせている。
ウディ・アレン映画のヒロインといえば、ダイアン・キートンやミア・ファローをはじめとして、数多くの人気女優が歴代その座についてきた。近年の女優たち、スカーレット・ヨハンソン、ペネロペ・クルス、ジュリア・ロバーツ、クリスティーナ・リッチ、シャーリーズ・セロン、サマンサ・モートン、錚々たる顔ぶれに名を連ねることになったエヴァン・レイチェル・ウッドの抜擢についてニューヨークで、ウディ・アレン監督に直撃した! 
「今回エヴァン・レイチェル・ウッドをヒロインに決めたのはなぜですか?」「実は僕は、彼女のことを知らなくて作品を観たことも無かったんだ。最初に妻のスン・イが彼女を見つけて、いいんじゃないかと教えてくれたんだ。それからスタッフからも彼女がいいという話が出て、今回のヒロインに決めたんだ」。なんと最初にエヴァン・レイチェルを見染めたのは、妻のスン・イだったとのこと。今回のメロディ役は今までの役柄よりも弾けていて、レイチェル・ウッドのチャーミングさも倍増しているだけにスン・イの目のつけどころは大正解! だったと言える。

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執筆者

Yasuhiro Togawa