映画『蘇りの血』が12月19日より渋谷ユーロスペースほかにて全国公開されることになりました。これを記念しましてユーロスペースにて豊田利晃監督の特集上映を下記日程で行うことになりました。

【特集上映概要】
日程:12月5日(土)—12月11日(金)連日21:00開映
5日:『ポルノスター』 6日:『アンチェイン』 7日、8日:『青い春』
9日:『ナイン・ソウルズ』 10日、11日『空中庭園』
料金:一般1400円、大学・専門学校生1200円、
会員・シニア1000円 高校生800円、中学生以下500円
※『蘇りの血』前売券提示で1000円。※ぴあミニシアター回数券も使用可

『蘇りの血』【STORY】
闇の世界を司る<大王(渋川清彦)>が患う業病を癒すために招かれた、天才按摩オグリ(中村達也)。
しかし、大王を嫉妬させるほどの健康な身体を持ち、忠誠を誓わない態度に腹をたてた大王は、オグリを殺めてしまう。そんな中、オグリにひそかに思いをよせるテルテは、男を「現世」へと蘇らせるため、一心不乱に地の果てにあるという「蘇生の湯」を目指す。混沌とした世界の中で紡ぎだされた「愛」が、男に再び「生きる」命を与えることになる。一度地獄をみた人間は、いかにして、その地の底から這い上がり、そして「蘇る」のか—。
豊田 利晃 PLOFILE
1969年大阪府出身。9歳から17歳まで新進棋士奨励会に所属。その時の体験を元に阪本順治監督の『王手』(91年)で脚本家として映画界デビュー。監督デビュー作『ポルノスター』(98年)では日本映画監督協会新人賞を獲得。4人の格闘家たちの生き様を追った長篇ドキュメンタリー『アンチェイン』(01年)も、第25回トロント国際映画祭、第19回ヴァンクーバー国際映画祭、第25回香港国際映画祭など世界各国の映画祭へ。その後、松本大洋の人気コミック『青い春』(02年)を映画化。松田龍平、新井浩文を主演に迎え、若い世代から絶大なる支持を獲得。第31回ロッテルダム国際映画祭、第6回釜山国際映画祭コンペティション部門へ出品される。続く『ナインソウルズ』(03年)でも松田龍平を主演に迎え、板尾創路もこの作品から豊田作品に欠かせない役者となる。映画のほかにPV、CMも手がける。小泉今日子を主演に迎えた『空中庭園』(05年)は、サンフランシスコ・インデペンデント映画祭、フィラデルフィア映画祭、トライベッカ映画祭に出品されるなど、国内のみならず世界各国から高い評価を受けている。また、05年に、中村達也、勝井祐二、照井利幸と結成したTWIN TAILでは即興演奏にその場で映像を併せてひとつの映画作品にしていくという新しい表現方法を追求している。

12月19日よりユーロスペースほか全国ロードショー

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=47307

執筆者

Yasuhiro Togawa