ドイツ映画祭2009:ベルリンの壁崩壊から20年、現在のドイツを映し出す映画の祭典
「ドイツ映画祭」は今年で、8年目を迎えることができました。
「善き人のためのソナタ」「ヒトラーの贋札」などの大ヒットは、まだ記憶に新しいですが、ドイツ映画の活躍はさらに続いています。昨年のドイツ映画祭で紹介し話題となった「クララ・シューマン 愛の協奏曲」は現在好評公開中、ドイツのベストセラー小説を映画化した「愛を読むひと」は2009年アカデミー賞主演女優賞を受賞、現在公開中の「バーダー・マインホフ 理想の果てに」は、外国語映画賞にノミネートされ世界的に注目されています。
「ドイツ映画祭2009」は、ファティ・アキン監督(「愛より強く」)の最新作「SOUL KITCHEN」で幕を開け、カロリーネ・リンク監督(「名もなきアフリカの地で」)の7年振りの新作「冬の贈りもの」などの注目作の他、マレーネ・ディートリッヒに並ぶドイツの大女優ヒルデガルト・クネフの生涯を描いた「ヒルデ − ある女優の光と影」やトーマス・マンの代表作を映画化した「ブッデンブローク家の人々」、そして現在第一線で活躍する13人の監督たちがベルリンの壁崩壊から20年を期に集結して製作した「ドイツ2009」など、旬の作品を紹介いたします。
2008年より会場を映画の街新宿バルト9へ移し、より多くの、より広い世代の方々にドイツ映画を楽しんで頂きたいと願っております。監督・出演者などのゲストによる舞台挨拶も予定しております。来日ゲストは決まり次第お知らせいたします。
【映画祭開催概要】
開催期間 ・会場: 2009年10月15日(木)〜18日(日) 新宿バルト9
主催: ドイツ映画輸出公団、GOETHE-INSTITUT JAPAN ドイツ文化センター
後援: ドイツ連邦共和国大使館、朝日新聞社
協賛: メルセデス・ベンツ日本株式会社、ルフトハンザ ドイツ航空、テュフ・ラインランド・ジャパン株式会社、
洋画★シネフィル・イマジカ
運営: 有限会社エミュー
運営協力: 株式会社ティ・ジョイ
協力: アテネ・フランセ文化センター
前売券: 9月15日(火)チケットぴあにて発売開始
料金 : 日時指定/全席指定
●1回券 前売券 :\1,300 当日券:一般 \1,500 / 学生・60歳以上 \1,300
●特別上映1回券 (『ラン・ローラ・ラン』『マーサの幸せレシピ』『ネクスト・ジェネレーション ’09』)
前売券:\1,000 当日券:一般 \1,300 / 学生・60歳以上 \1,000
お問い合わせ:【〜9/16】03−6659−6151 (平日11:00〜18:00)
【9/17〜】未定
公式サイト http://www.germanfilmfest.jp
【上映予定作品】
《日本初上映作品》
●『SOUL KITCHEN』<オープニング上映作品> ファティ・アキン監督/2008年
●『ブッデンブローク家の人々』 ハインリッヒ・ブレレーア監督/2008年
●『赤い点』宮山麻里枝監督/2008年
●『冬の贈りもの』カロリーネ・リンク監督/2008年
●『ドイツ2009 − 13人の作家による短編』
トム・ティクヴァ監督、ヴォルフガング・ベッカー監督他/2009年
●『ヒルデ − ある女優の光と影』カイ・ヴェッセル監督/2008年
《特別上映作品》
◆『ネクスト・ジェネレーション‘09』(日本初上映)
ユリア・C・カイザー監督、トビアス・ビルゲリ監督他/2008・2009年
◆『ラン・ローラ・ラン』トム・ティクヴァ監督/1998年
◆『マーサの幸せレシピ』サンドラ・ネッテルベック監督/2000年
詳しくは、公式サイトをごらんください。
執筆者
Yasuhiro Togawa