〜スペイン・ラテンアメリカ映画祭〜
上映決定作品/来日ゲストの一部を発表!

今年6年目を迎えるラテン・ビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL2009が、下記の通り開催されることが決定いたしました。

独自の審査基準に基づいて厳選したスペイン語・ポルトガル語圏の個性溢れる最新の話題作をこの秋も一気に上映いたします。カンヌ国際映画祭、アカデミー賞など世界の権威ある映画祭に出品・受賞した日本未公開の注目作を中心に、ラテンならではの、愛と情熱、青春、圧政と反抗のドラマで綴る傑作を揃えた充実のラインナップ。各国からのフレンドリーなゲストたちによる舞台挨拶やティーチイン、パーティなど、魅力満載でお送りする、この秋のベストイベントにご期待ください。

第6回ラテン・ビート映画 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2009
東京会場 新宿バルト9 期間:9月17日(木)〜9月23日(水・祝)
大阪会場 梅田ブルク7 期間:9月23日(水・祝)〜9月27日(日)
上映作品/来日ゲストの一部を発表!
■『MENTIRAS Y GORDAS』(セックスとパーティーと嘘)スペイン ★主演女優アナ・デ・アルマス来日予定
■『CAMINO』(カミーノ)スペイン ★ハビエル・フェッセル監督来日予定
■『LOS DIOSES ROTOS』(壊れた神々)キューバ
■『ESTÔMAGO』(イブクロ ある美食物語)ブラジル・イタリア合作
■『LA BUENA VIDA』(サンティアゴの光)チリ・アルゼンチン・スペイン・フランス ★アンドレス・ウッド監督来日予定
■『LOS BASTARDOS』(よそ者)メキシコ・フランス・米国合作 ★ゲスト来日予定
■『ARRÁNCAME LA VIDA』(命を奪って)メキシコ ★ゲスト来日予定
■『LOS AÑOS DESNUDOS/CLASIFICADA S 』(ヌード狂時代/R指定映画)スペイン
■『LEONERA』(女囚の檻)アルゼンチン・韓国・ブラジル合作
■『EL TRUCO DEL MANCO』(クアホ、逆手のトリック)スペイン

2004年の初開催以来、年を追うごとにそのユニークな視点への評価が高まっています。東京に集う映画ファンに、スペイン・ポルトガル・ラテンアメリカの文化圏との接点を提供し、各地に生まれるカルト的な文化の「息づかい」や「時代の匂い」を鮮烈に伝えます。
権威ある世界の国際映画祭で重要な賞を獲得した、日本未公開の話題作をメインに、ラテンならではの愛と情熱、青春、圧政と反抗のドラマ等の長編・短編映画や、社会問題を抉るドキュメンタリー等、選りすぐりの約15本を、多くの豪華来日ゲストを迎えてお贈りします。上映だけではなく、ラテン諸国から遥々やってきたフレンドリーなゲストたちによる舞台挨拶やティーチイン、パーティも魅力です。常に加速度的に国際化する日本の大都会で「異文化を知りたい、探りたい、吸収したい」という人々のニーズを捉えた、唯一のラテン映画の祭典が、さらに大きく飛躍します。

上映作品/来日ゲストの一部を発表!
『MENTIRAS Y GORDAS』(セックスとパーティーと嘘)
スペイン/2009年/105分
監督:アルフォンソ・アルバセテ、ダビ・メンケス
キャスト:アナ・デ・アルマス、マリオ・カサス
スペインのアイドル俳優が勢ぞろいし、若者の風俗と心の闇を描く。
アルモドバルの新作を抜き興行成績トップを記録!
★主演女優アナ・デ・アルマス来日予定

『CAMINO』(カミーノ)
スペイン/2008年/143分
監督:ハビエル・フェッセル
(『ミラクル・ペティント』『モルタデロ&フィレモン』)
キャスト:ネレア・カマチョ カルメ・エリアス
感受性豊かな少女カミーノを襲う突然の病。少女は光と闇の世界を
同時に生きる。圧倒的な映像美で綴る<愛の物語>
2009年ゴヤ賞6部門受賞:監督賞・作品賞・脚本賞・主演女優賞・
新人女優賞・助演男優賞
★ハビエル・フェッセル監督来日予定

『LOS DIOSES ROTOS』(壊れた神々)
キューバ/2008年/90分
監督:エルネスト・ダラナス
キャスト:シルビア・アギラ、カルロス・エベル・フォンセカ
大学教授ラウラは、実在した女衒ヤリーニの伝説を調べるうち、
現在のハバナの闇の世界に深入りしてしまう。
2008年新ラテンアメリカ国際映画祭:観客賞、映画文化批評賞/
2008年度キューバ映画最優秀作品賞

『ESTÔMAGO』(イブクロ ある美食物語)
ブラジル・イタリア/2007年/113分/ポルトガル語
監督:マルコス・ジョルジ キャスト:ジョアン・ミゲル、
ファビウラ・ナシメント
大都会の隅っこで孤独と空腹を託っていたノナト。だが“料理の才”に
目覚めるや、彼の人生は二転三転していく。
2007年リオデジャネイロ映画祭4部門受賞:
作品賞・監督賞・主演男優賞・審査員特別賞
2008年ロッテルダム国際映画祭ライオン賞ほか多数受賞

『LA BUENA VIDA』(サンティアゴの光)
チリ・アルゼンチン・スペイン・フランス/2008年/108分
監督:アンドレス・ウッド(『マチュカ』)
キャスト:アリネ・クッペンハイム、マヌエラ・マルチッリ(『マチュカ』)
喧噪の首都サンティアゴ、複数の人生が幸せを求めてすれ違う。
大都会で懸命に生きる人々の希望と失意。
2008年ウェルバ映画祭グランプリ/
2009年スペイン・ゴヤ賞最優秀スペイン語外国映画賞
★アンドレス・ウッド監督来日予定

『LOS BASTARDOS』(よそ者)
メキシコ・フランス・米国/2008年/90分/スペイン語・英語
監督:アマ・エスカランテ キャスト:ヘスス・モイセス・ロドリゲス、
ルベン・ソサ
ロスの片隅でストレスにまみれて暮らす不法移民の主人公2人。だが、
ある日銃を手に入れ、境界を越えてしまう—
2008年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品/
2008年ブラチスラバ国際映画祭:最優秀監督賞、学生審査員賞 ほか多数受賞
★ゲスト来日予定

『ARRÁNCAME LA VIDA』(命を奪って)
メキシコ/2008年/107分
監督:ロベルト・スネイデル
キャスト:アナ・クラウディア・タランコン、ダニエル・ヒメネス・カチョ
1930年代のメキシコ。美少女カタリーナは野心家の将軍アンドレスと知り合
い、結婚。権力を求めて政界に進出する夫の傍らで、彼女は自分の人生に
目覚めていく。
2009年アカデミー賞:外国語映画賞メキシコ代表作品
★ゲスト来日予定

『LOS AÑOS DESNUDOS/CLASIFICADA S 』
(ヌード狂時代/R指定映画)
スペイン/2008年/105分
監督:ドゥニア・アヤソ、フェリックス・サブロソ
キャスト:ゴヤ・トレド(『アモーレス・ペロス』モデル役)、カンデラ・ペニャ
1975年。延々と続いた保守的な社会は、独裁者の死で一気に「表現の自由化」へ突入。
女優志願の3人は果たして“新時代”のミューズになれるか?

『LEONERA』(女囚の檻)
アルゼンチン・韓国・ブラジル/2008年/113分
監督:パブロ・トラペーロ キャスト:マルティナ・グスマン、
ロドリゴ・サントロ
妊娠中に収監されたフリアは、刑務所で男の子を産む。
監獄生活や実の母との争いは、彼女を強い母へと変貌させる。
2008年カンヌ映画祭コンペティション部門出品

『EL TRUCO DEL MANCO』(クアホ、逆手のトリック)
スペイン/2008年/87分
監督:サンティアゴA.サンノウ キャスト:エル・ランギ、オボノ・カンデラ
身体は不自由でも心はすこぶる自由なエル・クアホ。大好きな音楽で稼げれば最高!
ラップの波が衝撃のラストに誘う—
2009年スペイン・ゴヤ賞3部門受賞:新人監督賞、新人男優賞、オリジナル歌曲賞

執筆者

Yasuhiro Togawa