CS 映画専門チャンネル「ムービープラス」は、5 月13 日(水)から開催される「第62 回カンヌ映画祭」の開会式と授賞式を、今年も独占放送します。
カンヌ映画祭はベルリン、ベネチアとともに世界3大映画祭とも称され、会期中は世界中のスターや映画関係者が集まり、街全体が映画一色に変貌します。
今年はコンペティション部門に、菊地凛子主演のスペイン映画『マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トウキョウ』や、クエンティン・タランティーノ監督、ケン・ローチ監督らの作品の出品が決定。また、日本からは是枝裕和監督の『空気人形』が「ある視点」に出品されます。
「ムービープラス」では、5 月24 日(日)日本時間の深夜に行われる授賞式を独占生中継。さらに開局20 周年企画
『ザッツ 映画テインメント』では、ゲストに菊地凛子さんを迎え、2006 年に『バベル』で同映画祭に参加した際の体験をお話いただきます。その他、是枝裕和監督の『空気人形』に出演のオダギリジョー出演作『メゾン・ド・ヒミコ』や、今年の審査委員長イザベル・ユペール出演の『ピアニスト』など過去の受賞作も放映します。

【中継番組・情報番組】
「第62 回カンヌ映画祭開会式」
■放送日:5 月16 日(土) 13:00〜14:00、24・30 日
審査委員長の女優イザベル・ユペールをはじめ審査委員が一堂に集うセレモニー。各国のスターも多数登場。
「独占!第62 回カンヌ映画祭授賞式ライブ」
■放送日:5 月24 日(日) 深夜1:45〜3:45(生放送)
コンペティション部門の最高賞、“パルムドール”に輝く作品は?受賞者の感動の表情は見逃せません。
「カンヌ映画祭ハイライト」
■放送日:♯1 5 月18 日(月)深夜0:00〜0:30、23 日、♯2 5 月24 日(日)12:15〜12:45、25 日
♯3 5 月30 日(土)10:00〜10:30
注目作品の監督や出演者のインタビュー、華やかなフォトセッションの様子をお届け。

「カンヌ2009/View Point of Cannes」
カンヌ映画祭の楽しさを、様々な角度から紹介する特別番組。
#1 「ザッツ 映画テインメント」カンヌ・スペシャル
■放送日:5 月5 日(火・祝) 23:45〜24:00、10・14・18・23・27 日
出演:クリス・ペプラー、笹峯あい ゲスト:菊地凛子
タランティーノ、スコセッシなど過去の審査委員長の関連作特集放映に絡め、女優・菊地凛子さんと、司会のクリス・ペプラーさんがカンヌ映画祭の魅力を語ります。
#2 「燃えよ!ドランクドラゴン!〜カンヌへの道〜」
■放送日:5 月15 日(金) 深夜1:45〜2:00、20・23・24・25 日
出演:ドランクドラゴン
アカデミー賞と並ぶ映画の祭典といわれながら、ちょっととっつきにくいカンヌ映画祭。
そんなカンヌ映画祭をドランクドラゴンが、オモシロ真面目にナビゲート。
【パーフェクト・カンヌ2009】
2009 年のカンヌ映画祭を振り返る。授賞式がさらに面白くなるドランクドラゴン出演のスペシャル番組と、授賞式の録画放送を続けて放送します。

「燃えよ!ドランクドラゴン〜カンヌ、ジュテーム」
■放送日:6 月9 日(火) 23:30〜24:00、11・13・15・17・20・22・23 日
出演:ドランクドラゴン
世界中の映画人やスターが集い開催されたカンヌ映画祭。最高峰のパルムドールの行方、日本映画、日本人俳優
の話題など、今年のカンヌ映画祭の全てを、俳優としても活躍するドランクドラゴンが振り返ります。
「独占!第62 回カンヌ映画祭授賞式」
■放送日:6 月9 日(火) 深夜0:00〜深夜2:00、20・23 日
コンペティション部門の最高賞、“パルムドール”の行方は? 感動の瞬間をプレイバック。

【特集:カンヌ映画祭受賞作品】
『オールド・ボーイ』 OLD BOY (2003 年/韓国)
■放映日:5 月23 日(土) 20:55〜、24・26・31 日 127 分
監督:パク・チャヌク 出演:チェ・ミンシク、ユ・ジテ
平凡なサラリーマン、オ・デスは、ある日突然誘拐され、15 年もの間監禁される。自分を監禁したのは誰なのか、そしてその理由は? 解放された彼は、知り合った美女とともに犯人を捜し求める。
2004 年カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したサスペンス・ドラマ。<2004 年/審査員特別グランプリ>

『ピアニスト』 LA PIANISTE (2001 年/フランス=オーストリア)
■放映日:5 月6 日(水・祝) 23:30〜、11・15・19・24・27 日 138 分
監督:ミヒャエル・ハネケ 出演:イザベル・ユペール、ブノワ・マジメル
恋も知らずに育った女性がハンサムな青年の一途な想いに戸惑い、苦悩する姿を描く激しい愛のドラマ2001 年のカンヌ映画祭グランプリ、最優秀主演女優賞、最優秀主演男優賞の三冠に輝いた。

『ファーゴ』 FARGO (1996 年/アメリカ)
■放映日:5 月3 日(日) 16:15〜、20・23・30 106 分
監督:ジョエル・コーエン
出演:フランシス・マクドーマンド、スティーヴ・ブシェーミ
アメリカの田舎町に暮らすカー・ディーラーが、借金返済のため妻を誘拐し、義父から身代金を奪う計画を立てた。
単純な偽装誘拐が血生臭い惨劇へと発展していく様子と多彩な登場人物を描くドラマ。コーエン兄弟がアカデミー脚本賞を受賞。<1996 年/監督賞>

『ふたりのベロニカ』 LA DOUBLE VIE DE VERONIQUE
(1991 年/フランス=ポーランド)
■放映日:5 月10 日(日) 深夜2:00〜、12・19・22・25・30 日 105 分
監督:クシシュトフ・キェシロフスキ
出演:イレーヌ・ジャコブ、フィリップ・ヴォルテール
同年同日にポーランドとフランスに生まれた容貌も才能も瓜二つの2 人のベロニカ。
ある日1 人のベロニカが急死すると、もう1 人のベロニカは大きな喪失感に襲われ、その日を境に真実の愛を探し始める。彼女たちの不思議なつながりと、数奇な運命を幻想的に描く。
<1991 年/女優賞・国際映画批評家連盟賞・男優賞>

『ザッツ 映画テインメント」 − 注目!カンヌ映画祭審査委員長 –
■放送日:5 月7 日(木) 18:15〜18:45、11・18・21・24・25 日
出演:クリス・ペプラー、笹峯あい ゲスト:菊地凛子
新たな映画の見方やポイントを提案する企画。今月は、カンヌ映画祭の審査委員長に注目し、歴代審査委員長の関連作品を特集放映。クリス・ペプラー司会のトーク番組では、ゲストに女優の菊地凛子さんが登場します。

『デス・プルーフin グラインドハウス』
QUENTIN TARANTINO’S DEATH PROOF (2007 年/アメリカ)
■放映日:5 月25 日(月) 23:30〜、1・15・18・23 日 121 分
監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:カート・ラッセル、ロザリオ・ドーソン
クエンティン・タランティーノ監督が70 年代のB 級ホラーにオマージュを捧げたエキセントリック・スラッシャー・ムービー。狙った美女を次々と死のドライブに誘い込むスタントマン・マイクとスタントウーマンのゾーイが対決。彼らの壮絶なカー・アクションはアドレナリン全開!

『スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー』SKETCHES OF FRANK GEHRY (2005 年/ドイツ=アメリカ)
■放映日:5 月26 日(火) 23:30〜、11・14・18・20・25 日 91 分
監督・出演:シドニー・ポラック
出演:フランク・ゲーリー、デニス・ホッパー
独自の創作アプローチと独創的なフォルムの美しさで、人々の心を捉えてきた稀代の天才建築家フランク・ゲーリー。彼の長年の友人である名匠シドニー・ポラックが、ベールに包まれていた巨匠の素顔や貴重なクリエーションの全貌に迫る驚嘆のドキュメンタリー。

『黄色いロールス・ロイス』THE YELLOW ROLLS ROYCE (1964 年/イギリス)
■放映日:5 月27 日(水) 23:30〜、11・14・19・24 日 130 分
監督:アンソニー・アスクィス 出演:イングリッド・バーグマン、ジャンヌ・モロー
1930 年代のロンドン、黄色いロールス・ロイスを巡って繰り広げられる3 つの大人の恋物語。イングリッド・バーグマン、ジャンヌ・モロー、シャーリー・マクレーン、レックス・ハリソンなど超豪華キャストが競演する、おしゃれで豪華なオムニバス・ドラマ。

『クィーン』THE QUEEN (2006 年/イギリス=フランス=イタリア)
■放映日:5 月28 日(木) 23:30〜、5・11・14・20・24 日 110 分
監督:スティーヴン・フリアーズ 出演:へレン・ミレン、ジェームズ・クロムウェル1997 年8 月、ダイアナ元皇太子妃が事故で他界。世界中が悲しみに包まれる中沈黙を守るエリザベス女王に、国民
の非難が集まってゆく。王室の尊厳と世論との間で苦悩する女王をヘレン・ミレンが見事に演じ、オスカーを獲得し
たシリアス・ドラマ。

『ディパーテッド』 THE DEPARTED (2006 年/アメリカ)
■放映日:5 月29 日(金) 23:30〜、16・17・19 日 159 分
監督:マーティン・スコセッシ 出演:レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン
マフィアに潜入した警察官と、警察に潜入したマフィア。やがて警察もマフィアもスパイの存在に気付き、2 人は窮地に立たされる…。大ヒット香港映画『インファナル・アフェア』をマーティン・スコセッシ監督が舞台をボストンに置き換えてリメイク。第79 回アカデミー賞4 部門受賞。

【特集:日本人俳優in カンヌ】
カンヌ映画祭には、近年日本映画が数多く出品され、その後、海外作品で活躍している出演者も存在します。カンヌ映画祭のレッドカーペットで話題になった日本人俳優に注目し、その出演作を特集放映します。

『アルゼンチンババア』 ARGENTINE HAG (2006 年/日本)
■放映日:5 月1 日(金) 21:00〜、9・19・21・25・30 日 119 分
監督:長尾直樹 出演:役所広司、鈴木京香
母が亡くなった日に姿を消した父。半年後、父の帰りを待つ娘のみつこは、父があの「アルゼンチンババア」の屋敷にいるという噂を聞く。みつこが勇気を奮って廃墟のような屋敷に乗り込むと…。よしもとばななの小説を映画化した、ファンタジックな家族ドラマ。

『茶の味』 THE TASTE OF TEA (2003 年/日本)
■放映日:5 月5 日(火・祝) 11:15〜、7・13・20・22・25 日 151 分
監督・脚本:石井克人 出演:浅野忠信、土屋アンナ
山間の小さな町に暮らす春野家の人々は、それぞれ悩みを抱えていた。美しい田園風景をバックに、心にモヤモヤを抱えた家族のちょっとおかしな日常を、『鮫肌男と桃尻女』の石井克人監督が、アニメやCG 映像を織り交ぜユーモラスに描いた異色ホームドラマ。

『メゾン・ド・ヒミコ』 MEZON DO HIMIKO (2005 年/日本)
■放映日:5 月4 日(月・祝) 23:30〜、14・18・22・26・30 日 138 分
監督:犬童一心 出演:オダギリジョー、柴咲コウ
ゲイのための老人ホーム“メゾン・ド・ヒミコ”。末期癌で余命幾ばくもない父の恋人に誘われ、沙織はそこでアルバイトを始める。ゲイである父を許せない娘、ゲイである父親とその若い恋人、そしてホームに暮らす年老いたゲイたちが織りなす人間模様を優しく描く。

執筆者

Yasuhiro Togawa