現在、『パンダコパンダ』が絶賛公開中の三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー作品に、
7月19日(土)『チェブラーシカ』が公開されることが決定した。
アニメーションの巨匠、ロマン・カチャーノフが作った人形アニメーション映画。
作品に登場する主人公のチェブラーシカは、ロシアでは知らない人はいないほどの人気を誇り、現在も国民的キャラクターとして愛され続けている本作品をデジタルリマスターで全四話を完全版として公開!!

『チェブラーシカ』……
1967年に出た「わにのゲーナ」というエドゥアルド・ウスペンスキーが書いた児童文学をもとに、アニメーションの巨匠、ロマン・カチャーノフが作った人形アニメーション映画。作品に登場する主人公のチェブラーシカは、ロシアでは知らない人はいないほどの人気誇り、現在も国民的キャラクターとして愛され続けている。

【あらすじ】
ロシアのある街の果物屋で、オレンジの箱に入った正体不明の動物が見つかった。とても大きな耳に愛くるしい目。ふわふわした茶色の毛。サルのようでもクマのようでもあるけどどこか違う。箱から出てもばったり倒れてばかりで、「チェブラーシカ(ロシア語でばったり倒れ屋さん)」と名づけられた。ワニのゲーナと大親友になったり、お友達の家を皆で作ったり、ピオネールという少年隊に憧れたり、はたまた、ゲーナとアドベンチャーの旅に出たりと、チェブラーシカの冒険は続くのでした。

<チェブラーシカ>
南の国からオレンジ箱に入ってやってきた不思議な動物。自分が誰なのかよくわかっていないが、好奇心旺盛で何でもやりたがる。また人一倍頑張り屋でもある。やさしくて思いやりたっぷりな性格で誰からも愛される存在。
<ゲーナ>
チェブラーシカがオレンジ箱から出て最初にできた友達。すでに50歳を過ぎているが、ワニの寿命から考えるとまだまだ若者らしい。歌が大好きで、ご自慢のガルモーシカ(アコーディオン)と歌でみんなを魅了。優しくて几帳面で礼儀正しいジェントルマン。正義感も強いが、ちょっぴりおひとよし。
<シャパクリャク>
お騒がせが大好き。いたずら好きの茶目っ気のあるおばあさん。飼い慣らしたねずみのラリースカと一緒にあちらこちらで悪いことをして人を騒がせる。彼女の仕事は「悪いこと」をして名前を宣伝すること。

映画監督:ロマン・カチャーノフ
1921年、ソビエト連邦生まれ。旧ソ連全盛期に活躍したアニメーション監督の巨匠。46年に連邦動画スタジオの監督コースに入り、傑作短編『ミトン』(1967)を手がける。彼の弟子には日本でもファンの多いユーリー・ノルシュテインがいる。

原作:エドゥアルド・ウスペンスキー
1937年ソビエト連邦生まれ。作家、詩人、テレビ番組タレント、司会など多才。航空大学卒業後、エンジニアを4年務めながらシナリオや作品の執筆を続け、デビュー。日本では数冊の本が翻訳されている。

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http://data.cinematopics.com/?p=39675