『時をかける少女』が10月6日よりスペインで開催された第39回シッチェス国際映画祭アニメコンペティション(ANIMA’T)部門にて最優秀長編アニメーション賞を受賞いたしました。
この映画祭は、エンターテイメント性と作家性を兼ね備えたファンタジー作品を重視した歴史ある国際映画祭で、過去日本からは『妖怪大戦争』、『スチームボーイ』などが出品されています。
今回、アニメ部門には『銀色の髪のアギト』『立喰師列伝』等の日本のアニメを中心に5作品がエントリーされ、高水準の作品群の中で見事栄冠を手にしました。以下が受賞に当たっての関係者のコメントです。

●細田守監督(39) 
「遠くスペインの地で好意的な御評価をいただいたと聞き、感無量です。映画作りを支えてくれた多くのスタッフと、劇場に足を運んでいただいた多くの皆さんに感謝します。」

●角川書店・渡邊隆史プロデューサー(47)
「小さくても愛される作品を、との思いで制作した映画がこのような形で評価されたことは大変うれしい。特に制作会社のマッドハウスによる、真摯な制作姿勢による作品の良さが評価された結果だと思う。スタッフと、作品を支持していただいた多くの方々に、深く感謝します。」

7/15にミニシアター公開されてから尻上がりで動員数を伸ばし、異例の大ヒットとなった本作。
現在までアニメとしては異例の3ヶ月に渡るロングランを続け、尚全国各地での上映が続いております。またYAHOO! ムービー作品ユーザーレビューでも、現在に至るまで高得点を維持(5点満点中4.54点で第2位 10/16現在)、Mixi(ミクシィ)や各サイトのブログでの書き込みも多く、もはや社会現象と呼んでも差し支えないほど。今回の受賞がその現象にさらに拍車をかけることは間違いないと思われます。

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