80年代初頭を、8mmや16mmのカメラを武器に疾走した若い映画監督たちがいた。石井聰亙、犬童一心、黒沢清、手塚眞、塚本晋也…。それは、現在活躍する映画監督たちの出発点でもあったのだ。彼らの活躍は、それまでの沈滞していた表現領域に新鮮な息吹を吹き込んだ。当時本当に格好良かった彼らは、今なお格好いい。それは彼らが闘い続けているからだ。
そこで、『闇打つ心臓Heart,beating in the dark』公開記念として、オールナイト前夜祭の開催が急きょ決定!当時数多いインディーズ・ムービーの中でも、“金字塔”と呼ばれるにふさわしい伝説的な傑作だった8mm版『闇打つ心臓』をはじめ、同時代を彩った超レアな作品たちが一夜限りの大集結!!この瞬間を見逃すな!!

上映予定作品:長崎俊一監督作品『闇打つ心臓』(8mm)
       石井聰亙監督作品『シャッフル』(16mm)
       山川直人監督作品『100%の女の子』(16mm)
       大森一樹監督作品『暗くなるまで待てない!』(16mm)
       山本政志監督作品『闇のカーニバル』(35mm)
トーク予定ゲスト:室井滋さん、長崎俊一監督、山川直人監督 その他乱入ゲストも?!
日時:4/1(土)23:30開始 場所:渋谷シネ・アミューズ 料金:2500円均一
※変更の可能性あり。※プロジェクターでの上映あり。※ 詳細はお問い合せください。

1982年、1本の8mm映画が完成した。長崎俊一監督作品『闇打つ心臓』。荒れた画面には、自分たちの幼い子供を殺して逃げる若い男女(内藤剛志、室井滋)が、彷徨い、お互いを傷つけあい、夜の底で息を潜める姿が写し出されていた。あれから23年。過ぎ去った長い時間は彼らに、いったい何を残して来たのか。この映画はリメイクではない。それぞれの胸の奥に眠っていた“闇”がいま、静かに動き始める。
長崎俊一監督作品『闇打つ心臓Heart,beating in the dark』──────────────────────
出演:内藤剛志、室井滋、本多章一、江口のりこ、諏訪太朗、水島かおり 音楽:大友良英 エンディング・テーマ:カヒミ・カリィ 製作:オフィス・シロウズ/バンダイビジュアル (2005年/日本/35mm/カラー/ヴィスタ/104分)
4/8(土)渋谷シネ・アミューズにてレイトショー!!