僕らは真犯人を探しているのだろうか。
       それとも、哀しい愛の亡霊を探しているのだろうか———
 
美少女を狙い喉もとには研ぎ澄まされたハサミを突き刺す連続猟奇殺人鬼。世間はこの男を『ハサミ男』と呼んだ…。
 1999年に刊行された殊能将之に小説『ハサミ男』。映像化不可能と言われた禁断のサイコ・スリラーを鬼才・池田敏春監督が完全映画化、日本映画界が誇る豊川悦司と浅生久美子が主演として新境地に挑み、阿部寛ら第一級の演技派が脇を固める。
公開は、2005年3月19日(土)からシネマメディアージュほか全国順次ロードショー
 
STORY: 凶器が狂気に変わるとき…。

 ある地方都市。半年もの間に2人の女子高生が殺される。被害者の喉には、深くハサミが突きたてられていた。連日報道されるTVのワイドショー。マスコミはこの特殊なサイコキラーを“ハサミ男”と呼んだ。

 今また、第三の死体が知夏(麻生久美子)と安永(豊川悦司)の前に転がっている。ジョギング中の男・日高(斉藤歩)に見られてしまった。“違う、これは私たちの凶行ではない”。ふたりは自らに捜査が及ぶ前に、この謎の“ハサミ男”を突き止めねばならない立場に追い込まれる…。

* 『ハサミ男』作品紹介
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4353