ほら、うしろにいるよ。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2000 正式出品作品

『蛇女』
2000年/日本映画/88min/カラー/ビスタサイズ/PG−12
制作:円谷映像/配給・宣伝:メディア・スーツ
2000年4月下旬より新宿シネマカリテにてGWレイトショー公開!

<INTRODUCTION>
『リング0』&『ISOLA』『ブギーポップは笑わない』『富江replay』『う
ずまき』『グランギニョール』『発狂する唇』…。増殖を続けるジャパネスク・
ホラーに、また1本身の毛もよだつ“恐怖”が誕生した。
ある男性を愛したことから新進モデルが迷い込んでしまう怪奇の世界…。男の私
生活に隠された禁断の秘密を知ってしまった彼女に、不気味な“影”が付きまと
いはじめる。それは、人間のようでいて人間ではない、異形の“何か”…。アポ
トーシス<老化現象>、近親相姦、ストーキング、禁断のバイオ実験、そして“
蛇女”…。“蛇”と“女”という古典的なコンビネーションに、男女の愛欲、ス
トーキング&バイオ実験という今日的な恐怖が交錯。ジャパネスク・ホラー未踏
の怪奇世界の扉が今、開かれる。
主演は、『らせん』の“山村貞子”役でアジア全土で大ブレイク中の佐伯日菜子
(『エコエコアザラク』『うずまき』)。クライマックスでは、想像を絶する超
過激なエキセントリック演技に挑戦し、そのミステリアスな美貌にも一層磨きが
かかっている。さらに今回はエンディング・テーマにも挑戦し、レコーディング
も初体験。日本のみならず、台湾での歌手デビューも決定している。
共演は、『ガメラ3』の石橋保と『恋極道』の夏生ゆうな。原案・脚本は、『ガ
ラスの脳』、『ほんとにあった怖い話』などで知られる“和製ホラーのオピニオ
ンリーダー”=小中千昭。そして、監督は『ねらわれた学園』、TV版『エコエ
コアザラク』などで恐怖演出に定評のある清水厚が担当している。

<STORY>
前途有望な新進モデル・矢野文(佐伯日菜子)は、仕事の関係で東都医科大の助
教授・守宮一樹(石橋保)と知り合う。バイオテクノロジーによる不老化の実験
に没頭する一樹の姿に最初は違和感を感じていた文だったが、彼の素朴な優しさ
に惹かれてゆく。
その一方で、彼女は一樹と知り合った頃から奇怪な幻覚に悩まされるようになる。
ある日、一樹の屋敷を訪れた文は、彼から妹の匡子(夏生ゆうな)を紹介され、
屋敷に泊ることになった。深夜、恐ろしい悪夢にうなされ目を覚ました文は、一
樹と匡子が抱き合っているのを目撃し衝撃を受ける。禁断の秘密を知ってしまっ
た文に不気味な“影”が付きまといはじめる。それは、人間のようでいて人間で
はない、異形の“何か”…。無気味なことが相次いで起こる中、一樹への想いを
断ち切れない文は、彼を立ち直らせようと決意し、再びあの忌わしい屋敷を訪れ
る。そこで彼女が目にしたものとは…。

<STAFF>
企画:石川博、円谷粲
プロデューサー:瀬戸恒雄、今井朝幸、太田裕輝
脚本:小中千昭
音楽:中川孝
主題歌:「冷たい月を抱く女〜蒼い記憶のグノス」佐伯日菜子(ヒートウエーブ)
撮影:西久保維宏
照明:赤津淳一
録音:三澤武徳
美術:吉田直哉
特殊メイク:若狭新一
助監督:神園浩司
制作担当:高橋誠喜
監督:清水厚

<CAST>
矢野文:佐伯日菜子
守宮一樹:石橋保
猪瀬昌寛:諏訪太郎
フォトグラファー:大川浩樹
森宮匡子:夏生ゆう