日本の音楽シーンをリードするダンス&ボーカルグループ「EXILE」のヴォーカリストとして確固たる人気を誇り、俳優としても活躍するTAKAHIRO が、満を持して長編映画で初めて単独主演した感動作『僕に、会いたかった』。このたび5月10日(金)からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショーとなります。

記憶を失くした漁師・徹を演じるTAKAHIRO のほか、山口まゆ、柴田杏花、板垣瑞生ら今が旬の若手俳優たちが出演。松坂慶子、小市慢太郎ら実力派のベテランが物語を支えます。監督は、何気ない日常をとらえる描写力と柔らかな映像センスに定評がある錦織良成。『白い船』『たたら侍』など、故郷・島根県を舞台に映画を作り続け、『渾身 KON-SHIN』では隠岐諸島に伝わる古典相撲を題材に。そんな錦織監督が本作では、家族との「今」を大切にしたくなる、絆と再生を描いた感動の人間ドラマを作り上げました。壮大な自然とそこで育まれた温かな人々が映画そのままに息づくロケ地・隠岐島をご紹介します。

<隠岐諸島とは?>
島根県隠岐諸島。島前といわれる西ノ島町、海士町、知夫村の3島と島後といわれる隠岐の島町の4つの島からなる場所です。隠岐島は雄大な自然が広がり、動植物や生態系も独自の進化を遂げ、また文化や産業、その歴史からユネスコ世界ジオパークに認定されています。

<アクセス>
飛行機だと出雲縁結び空港から30分、大阪・伊丹空港から約1時間で隠岐の島町の隠岐世界ジオパーク空港へアクセスできます。フェリーだと島根県の七類港と鳥取県の境港から隠岐島4港(西郷港、別府港、菱浦港、来居港)へアクセスできます。また、各島へはフェリーと内航船が運航しています。

<ロケーション>
【息をのむ絶景ポイント】
劇中もあっと息をのむ、雄大に広がる海と断崖絶壁の上に広がる草原。西ノ島の国賀海岸にある<摩天崖>は隠岐有数の景勝地。ここでは馬や牛が放牧され、彼らが草を食むことで草原地帯が保たれています。

【徹と島留学生たちの釣りスポット】
島のなかを散策すると、映画に登場する場所がそこかしこに点在します。TAKAHIROさん演じる徹と板垣瑞生さん演じる島留学生の雄一たちが釣りをする場面。ここは西ノ島のとある海岸沿いにあります。

【漁港】
徹が働く漁港は西ノ島に実在します。TAKAHIROさんも地元漁師の方々に交じり、水揚げ作業シーンを撮影。

【島前高校】
隠岐島島前のなかに高校は1つだけ。映画にも登場する隠岐島前高校は海士町にあります。ここでは映画のなかにも登場する<島留学>に力を入れ、島外からの生徒も受け入れています。島内で育った子供たちと島外…日本のみならず海外からも生徒を受け入れ、様々なバックグラウンドを持った子供たちが一緒に学ぶことで世界を広げる、そして旧来の価値観にとらわれない、世界に通用する人材育成に力を入れています。<島留学>の生徒たちは寮生活を送りますが、島の人々が“島親”として島留学生の生活をバックアップする取り組みがなされ、年々その人気は高まっています。写真は、4月9日に行われた隠岐島前高校での完成披露上映会にキャスト・監督がサプライズ登場した際の生徒たちとの写真です。

<食・グルメ>
島料理は新鮮な魚介類もボリューム満点!

甘辛に煮つけたサザエが絶品のサザエ丼

幻の黒毛和牛!隠岐牛の焼肉

美しい海に囲まれた隠岐島ではもちろん海産物が絶品!「晩御飯の魚を釣りに行く」というほど、その新鮮さはお墨付きです。アジ、クロダイなど魚のほかにも、アワビ、サザエなども豊富。そして20年前から養殖に成功した岩牡蠣は、美しい海に育まれ、ブランド牡蠣「春香」として東京などへ出荷されています。
また、隠岐牛も見逃せない隠岐グルメ。島育ちの隠岐牛はミネラル豊富な地元飼料と自然環境で育ち、8割が日本食肉格付協会で肉質等級が4等級以上の格付け。とろけるような食感はまさに絶品で、市場へもなかなか出回らないことから幻の黒毛和牛と言われています。

<観光>
・玉若酢命神社(隠岐の島町)ー大化2年に設置された隠岐駅鈴と隠岐国倉印が置かれた神社。駅鈴は日本で隠岐にある2つのみ現存。
・水若酢神社(隠岐の島町)-『渾身 KON‐SHIN』(錦織)の撮影もされた古典相撲の土俵が現存しています。
・乳房杉(隠岐の島町)-大満寺山を通る道路ヨコにある岩倉神社の中心に立つ巨木。複雑に絡み合った不思議な形状は島に残る古い杉の遺伝子と局地的な気候に由来すると考えられています。
・三郎岩(海士町)-3つの巨大な岩が海にそびえたっています。ここへは海中展望船あまんぼうで間近まで迫ります。あまんぼうの船底からは、海藻が生い茂る中泳ぐ大小様々な魚の群れを見ることができます。
・隠岐神社(海士町)-後鳥羽上皇を御神祭として建造された神社。

<歴史>
隠岐島は、万葉の時代から、政治犯や貴族が「島流し」の流刑地として追いやられてきた地でもあります。有名なのは承久の乱で敗れた後鳥羽上皇。この地で19年を過ごしました。鎌倉時代には後醍醐天皇が流されましたが、島の人々の協力もあり脱出、その後京都と奈良の吉野に朝廷が並立する南北朝時代が始まることとなりました。島にとっては流人は都の文化を持ち込んでくれる存在でもあり、今も続く島の神楽や祭り、島料理など独自の文化が育まれる一因になったのです。

TAKAHIRO /山口まゆ 柴田杏花 板垣瑞生 浦上晟周 小野花梨/宮本裕子 吉野由志子 川村紗也 斉藤陽一郎 清水 宏 山下容莉枝/秋山真太郎 黒川芽以
小市慢太郎 /松坂慶子
監督/錦織良成 エグゼクティヴ・プロデューサー/EXILE HIRO 脚本/錦織良成 秋山真太郎 音楽/瀬川英史 撮影/金子正人 照明/吉角荘介 録音/西岡正巳
編集/栗谷川 純  配給/LDH PICTURES  (C)2019「僕に、会いたかった」製作委員会  bokuai.jp
2019年/日本/カラー/5.1ch/シネマスコープ/96分