“大人が泣けるアニメーションの巨匠“と言われる映画監督・原恵一待望の最新作『バースデー・ワンダーランド』(4月26日(金)公開)。日本時間4月16日(火)、フランスの2019アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門に正式出品されることが決定!原監督は同映画祭で、2011年に『カラフル』で長編部門の特別賞と観客賞を、また2014年に『百日紅〜MissHOKUSAI〜』で長編部門の審査員賞を受賞しており、世界35の映画賞に輝く原監督の3度目の受賞に期待が高まるばかりだ。原監督は正式出品が決定したことを受け「3度目のアヌシーですので非常に光栄に思っています」と、本作の主人公アカネを演じた女優・松岡茉優も「たくさんの方にこの映画の、たくさんの色たちが届き、幸せ色に満たされることを心から願っています。」と喜びの声を寄せている。

2019アヌシー国際アニメーション映画祭は、カンヌ国際映画祭から独立する形で1960年に設立。アニメーション専門の国際映画祭としては最長の歴史を持ち、最も権威のある映画祭だ。例年、フランス南東部の観光都市アヌシーで開催され、国内外の約200作品以上が上映、来場者は約12万人規模を超える世界最大規模を誇る国際映画祭となっている。今年は現地時間6月10日(月)から行われ、長編コンペティション部門の最高賞にあたるクリスタル賞の発表は15日(土)に予定されている。過去にクリスタル賞を受賞した日本人監督は、1993年の『紅の豚』で宮崎駿監督、1995年の『平成狸合戦ぽんぽこ』で高畑勲監督、2017年に『夜明け告げるルーのうた』の湯浅政明監督の3人。海外の映画祭で高く評価されてきた原監督は、2011年に『カラフル』で長編部門の特別賞と観客賞、2014年に『百日紅〜MissHOKUSAI〜』で長編部門の審査員賞を受賞しており、本作で日本人4人目の快挙となるクリスタル賞の受賞に大きな期待が寄せられている。

2019アヌシー国際アニメーション映画祭への正式出品が決定し、原監督と本作の主人公アカネを演じた松岡茉優、キャラクター/ビジュアルを担当したロシア人アーティストのイリヤ・クブシノブから喜びのコメントが到着!原監督は「3度目のアヌシーですので非常に光栄に思っています。過去に2回行っているので映画祭のお客さんが作品を楽しんでくれている雰囲気とかは、わかっているのでとても好感を持っています。その映画祭にまた呼んでいただけるのはとても嬉しいです。きっとお客さんにも喜んでいただける作品になっていると思うのでリアクションが楽しみです。」、松岡は「原監督の映画体験を、海外の方にも感じて頂けるチャンスが増えそうで嬉しいです。たくさんの方にこの映画の、たくさんの色たちが届き、幸せ色に満たされることを心から願っています。」とメッセージ。そしてイリヤ・クブシノブも「子どもの頃から夢だったアニメーションの仕事。その最初の仕事が『バースデー・ワンダーランド』で、原監督とご一緒できたことだけでもとても嬉しかったのに、さらにこの作品がアヌシー映画祭にノミネートされるなんて本当に夢みたいです。アヌシーで世界中の人に会えるのが楽しみです!」と喜びのコメント。世界35の映画賞に輝いてきた原監督の最新作とあって、世界からも高く注目されている本作。最高賞にあたるクリスタル賞の受賞に大いに期待したい。

本作は自分に自信がない女の子アカネが主人公。アカネは、突然現れた謎の錬金術師のヒポクラテスと弟子のピポから「この世界を救ってほしいのです」と告げられ、強引にワンダーランドの救世主にされてしまう。アカネは明るくて好奇心旺盛なチィと一緒に、ワンダーランドの冒険に巻き込まれるが、そこには驚くべき運命が待ち受けていた―。アカネを演じた松岡は本作についてジャパンプレミアに登壇したさいに、「この種類の涙っていつから流していないだろうと、感情の壺が溢れ、アフレコをしながら泣けて泣けてしょうがなかった」というエピソードを披露。子どもから大人まで幅広い世代に愛され続ける不朽の名作を、『河童のクゥと夏休み』や『カラフル』などの原恵一監督が一体どんな感動作として作り上げたのか?平成最後のアニメーション映画『バースデー・ワンダーランド』は4月26日(金)より全国公開。

▼公開情報
┃タイトル:『バースデー・ワンダーランド』
┃公開表記:4月26日(金) 全国ロードショー
┃配給表記:ワーナー・ブラザース映画
┃著作表記:(C)柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会