「陸王」、「下町ロケット」、「半沢直樹」シリーズといった、企業の矛盾や働く人々の葛藤や絆など身近な視点を題材に、爽快でありながらエンターテインメントとミステリーが絶妙に融合した小説を生み続ける作家・池井戸潤。その作品群の中でも“傑作”として呼び声高いクライムノベル「七つの会議」が重厚かつ超豪華俳優陣が集結し、映画化。メガホンをとるのは、確かな演出力とエモーショナルな映像表現が高く評価された福澤克雄。池井戸作品のドラマ化を数多く成功に導いたその手腕で、複雑な心情の変化を綿密に、息をのむストーリー展開をダイナミックに描き出します。
 物語の舞台は「結果がすべて」そんな考え方が今もなお続く中堅メーカー。きっかけは社内で起きたパワハラ騒動だったが、そこに隠されたある謎が、会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがすことに・・・。
主演は狂言界の至宝にして、俳優としても唯一無二の存在感を放つ、野村萬斎。更には、今までの池井戸作品を支えた重厚かつ、超豪華な俳優陣が勢揃い。今回特別公開となった、このスペシャル映像では絢爛たる豪華俳優陣が織りなすストーリー展開に合わせて編集され、初公開となる映像がふんだんに登場。ディランの名曲をバックに壮絶なヒューマンドラマとしての趣が漂う深遠な出来上がりとなった。
演じる者たちが何を語り、主張し、嘆き、叫ぶのか、未知なストーリーに思いを馳せながら楽しむか、映画を見た後にダイナミックなストーリー展開を再び振り返りながら楽しむか、魅力溢れるスペシャル映像だ。

大ヒットメーカー × 豪華俳優陣 × ボブ・ディランによる奇跡の映像!

ボブ・ディランは歌う、「嵐が来て、海が荒れても / 後悔だらけの道のりだったとしても / 変化の風は必ず吹く 強く、自由に / あなたはまだ知らないだけ 私みたいな人のことを」と。
この曲を選んだプロデューサーの伊與田氏は、若い頃からのディラン・ファンで歌の力を信じていた。いつかディランの歌を使ってみたいという制作者としての思いはノーベル賞受賞後により強いものとなる。大作に相応しい名曲。ビリー・ジョエルがカヴァーした「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」は愛の歌として感銘を受けるが、オリジナルのディランの歌には、より広範に渡って人を包み込む優しさや癒しというものを感じ、これしかないと意を強くする。そうして決まったこの曲は、闘いを終えた人々への鎮魂歌となった。

<「七つの会議」主題歌スペシャル映像> 
※なお、このスペシャル映像は3か月間の期間限定での公開となります。

主題歌 「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」
グラミー最優秀アルバム賞を受賞した1997年作『タイム・アウト・オブ・マインド』に収録されたバラード。疲れ果て不信に満ちた者たちに癒しと力を与えるこの歌は、ボブ・ディランが低迷していた90年代、転機を迎えた時に生まれ、ビリー・ジョエル、アデル、エド・シーランらを始めとして数多くのアーティストがカヴァーしている名曲である。ノーベル賞受賞後初の来日公演となった2018年7月のフジロックでも、この曲を披露した。
主題歌を収録したCD『フィール・マイ・ラヴ』の詳細はこちら
http://www.110107.com/dylan_lovesong

映画 『七つの会議』2月1日(金)公開
■<監督> 福澤克雄
■<原作> 池井戸潤 『七つの会議』(集英社文庫刊)
■<出演者> 野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、藤森慎吾、朝倉あき、
岡田浩暉、木下ほうか、吉田羊、土屋太鳳、小泉孝太郎、溝端淳平、春風亭昇太、立川談春、
勝村政信、世良公則、鹿賀丈史、橋爪功、北大路欣也

©2019 映画「七つの会議」製作委員会 

<ストーリー>
都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫(野村萬斎)はどこの会社にもいる、所謂“ぐうたら社員”。トップセールスマンである課長の坂戸宣彦(片岡愛之助)からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しか果たさず、定例の営業会議では傍観しているのみ。絶対的な存在の営業部長・北川誠(香川照之)が進める結果主義の方針の元で部員が寝る間を惜しんで働く中、一人飄々と日々を送っていた。
ある日突然、社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。そして、下された異動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった。北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島万二(及川光博)が新課長として着任する。会社の“顔”である一課で、成績を上げられず場違いにすら感じる原島。誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた……。

映画『七つの会議』の公式ホームページはこちら
http://nanakai-movie.jp/