シネマート新宿&シネマート心斎橋の劇場発信型映画祭「のむコレ」で限定上映された『ゴッズ・オウン・カントリー』。
全回満席の熱気そのまま、再上映を望む熱いラブコールにこたえて、日本全国への拡大公開が決定。
今週末2/2(土)の公開に先立ち、本作のキャスト&監督インタビュー映像が<初解禁>された。

●『ゴッズ・オウン・カントリー』を特別な映画にしている要素、それがジョニーとゲオルゲの恋愛だ。
寂れた農場を1人で管理する、孤独なジョニーの前に現れたルーマニアからの季節労働者ゲオルゲ。厳しい自然の中、共に過ごす時間とともに心を通い合わせ、お互いが抱える不安までをも分かち合っていく姿には、愛し愛されること、特別な関係の尊さが言葉なく語られている。主人公ジョニーとその家族に変化をもたらすゲオルゲ役のアレック・セカレアヌは「映画や文学では繰り返し同じストーリーが語られるが、この物語はアプローチが違う。類をみない作品です」と語り、ジョニーを演じるジョシュ・オコナーは「この映画が感動的なのは、恋愛が根底にあるから」と本作の核心に触れる。
『ブロークバック・マウンテン』や『君の名前で僕を呼んで』といった男性同士の恋愛を描いた<レジェンド>級作品にも引けを取らない<普遍にしてオンリーワンの輝きを放つラブストーリー>。ぜひスクリーンで目撃してほしい。

●インタビュー映像では、監督・脚本のフランシス・リー、主人公ジョニーを演じるジョシュ・オコナー、ゲオルゲ役のアレック・セカレアヌ、ジョニーの父親を演じるイアン・ハート、祖母役のジェマ・ジョーンズがフランシス・リー監督について、そして『ゴッズ・オウン・カントリー』について語っている。ヨークシャーに生れ、農場一家で育った監督は、「映画の背景には必ず真実がなければなりません。
作品の舞台にも人間関係にも真実が欲しい」とこだわりを述べる。徹底してヨークシャーの厳しい自然、春の気まぐれな天候に向き合った6週間の撮影を経て、主人公を取り巻く環境に奥行きが生まれたという自負を語る監督。作品の中心となるジョニーとゲオルゲの恋愛については、「ひとりの青年が心を開放する過程を経て、人を愛し愛されるようになる。主人公の姿に共感する人は多いでしょう」と語る。

●なお、2/2(土)公開に先駆けて、多くの劇場ではオンラインチケットの販売をスタート。なかでも「のむコレ」で4回×333席の満席を記録したシネマート新宿では、アクセス集中に備えて通常より2時間早い1/30(水)22:00より販売をスタート予定。満を持しての拡大公開に向けて、チケット争奪戦が予想される。

予告編

“神の恵みの地”で、僕らは出逢い、愛し合った―
【ストーリー】 孤独でやり甲斐を感じられない寂れた牧場での日々の労働を、酒と行きずりの不毛なセックスで紛らわす青年ジョニー。ある日、季節労働者のゲオルゲが羊の出産シーズンに雇われる。初めは衝突する二人だったが、羊に優しく接するゲオルゲに、ジョニーは今まで感じたことのない恋心を抱き、突き動かされていく…。

監督:フランシス・リー  出演:ジョシュ・オコナー、アレック・セカレアヌ、イアン・ハート、ジェマ・ジョーンズ
2017/イギリス/カラー/英語、ルーマニア語/105分/原題:God’s Own Country  映倫:R15   
©Dales Productions Limited/The British Film Institute 2017
配給:ファインフィルムズ    HP: www.finefilms.co.jp/godsowncountry/