2009年春の紫綬褒章を受章した芥川賞作家・高樹のぶ子が、自身の出身である山口県防府市(ほうふし)を舞台に描いた自伝的小説「マイマイ新子」のアニメ映画化作品『マイマイ新子と千年の魔法』(配給:松竹)が、11月21日(土)より全国ロードショーとなります。

 この度、出演者が以下通りとなることをお知らせさせて頂きます。
★主人公・青木新子役には映画やテレビ、CMと、幅広いジャンルで活躍する福田麻由子(15)。
★転校生・島津貴伊子役に、ヤングジャンプ「制コレGP」グランプリに輝いた水沢奈子(16)。
★千年前の空想の中の少女・諾子(なぎこ)役に、出演映画が続く注目子役、森迫永依(12)。
★主人公の母親・青木長子(ながこ)役に、司会・ナレーター・絵本作家としても活躍する本上まなみ(34)。

また、主題歌を手掛けるのは、坂本龍一によるレーベルcommmonsに所属のアーティスト、コトリンゴ。
坂本龍一もその才能を認めるピアノ演奏力と独特のファニーボイスが人気のアーティストです。

あの頃。9歳。
新子は、転校生・貴伊子の笑顔が見たいと思った。
青い麦畑が一面に広がる地方の町。快活な少女・新子は、麦畑に飛び込んで、その昔あったという千年前の都や、そこに住む少女など様々な空想をすることが大好きです。クラスになじめずにいる転校生・貴伊子を麦畑に連れ出す新子。
しだいにうちとけてきたふたりですが、大切にしていた金魚の「ひづる」の死をきっかけに、大きく揺れ始めます。悲しむ貴伊子をいたわる新子は、「ひづる」を史跡の近くに埋めます。千年の時がもつ奇跡に願いをかけて──。
見るたびに新しい発見がある。
現代の“名作アニメ”誕生
芥川賞作家・?樹のぶ子の原作小説を、『魔女の宅急便』(演出補)『アリーテ姫』の片渕須直監督と『時をかける少女』などで国際的にも評価の高い制作スタジオ「マッド・ハウス」が圧倒的なクオリティのアニメーションに仕上げました。
また、福田麻由子(新子役)、水沢奈子(貴伊子役)、森迫永依(諾子役)、本上まなみ(新子の母役)ら声の出演者たちが、登場人物たちにしっかりとした存在感を与えています。

第62回ロカルノ国際映画祭正式出品決定! (8月5〜15日、南スイスにて開催)

11月21日(土)より全国ロードショー http://www.mai-mai.jp

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa