モトーラ世理奈主演、今関あきよし監督、映画『恋恋豆花』が台湾・台北市でクランクイン、この度、東京でクランクアップ。クランクイン時のモトーラ世理奈、大島葉子のコメントが届きました。
ベラルーシを舞台にした『カリーナの林檎~チェルノブイリの森』、ウクライナを舞台にした『クレヴァニ、愛のトンネル』、モスクワを舞台にした『LAIKA/ライカ』の東欧三部作に続き、今関監督最新作の舞台は「いま一番、日本人に愛されている海外の地」台湾。今関監督は、プライベートで台湾に何度も足を運んでいくうちに、台湾の食、人、街の空気感などに魅せられ、次回作は「ぜひここ、台湾で!」の想いを強くしました。その結果、まだ誰も観たことのない、純度100%の今関映画が誕生しようとしています。

主演を務めるのは、本作のオーディションで2000人の中から選ばれたモトーラ世理奈。モデルとして一躍脚光を浴び、ファッション・アイコンとして各国のクリエーターから熱い視線を注がれている彼女が、複雑な内面を持つ主人公、奈央を演じます。台湾・台北市でクランクイン。奈央の父・博一の3度目の結婚相手の綾(大島葉子)と奈央(モトーラ世理奈)が滞在するホテル、台北の賑やかな夜市、映画のキーワードとなる台湾のスイーツ「豆花」の有名店「豆花荘」でのロケが行われました。台湾ロケ終了後、東京に移り、この度クランクアップを迎えました。台湾クランクイン直後のモトーラ世理奈、大島葉子のコメントが届きました。

台湾の旅を通じて、人と人の繋がりを描く『恋恋豆花』は、2019年公開予定です。

<物語>恋愛も人間関係も含め大学生活がつまらなくなり、中退を考えている奈央。そんな中、父・博一の提案で、彼の3度目の結婚相手となる綾と台湾旅行をすることに。父の再婚相手というだけでよく知らない女性となぜ旅行をしなければならないのか?納得がいかないが、せっかくだから思い切り楽しんでやろうと思う奈央の台湾旅行には思いがけない出会いが待っていた。

<モトーラ世理奈:コメント>「2日めが終わったのですが、楽しいけれど、まだまだ緊張感でいっぱいです。今回の撮影では、ごはんやスイーツをとにかく1日中食べていて、蔥油餅とか愛玉子とか、もちろん豆花も。それがとっても美味しくて。なんだか食べもので台湾を実感している感じです(笑)。
共演の大島さんは、カメラが回っていない時にも話しかけてくださって、私の緊張を解きほぐしてくれる、ホントのお母さんみたいな人。今関監督は、人手が足りない時には自分から率先して照明を持たれるような、チーム感を大事にされる方で、私もそのチームの一員になれたかと思うと、すごく嬉しいです。 」

<大島葉子:コメント>「台湾にはマーティン・スコセッシ監督の『沈黙 ーサイレンスー』の撮影で長く滞在していたし、旅行でも何度か来た、大好きな場所なので、再び、この土地で『恋恋豆花』の撮影が出来ることがとても嬉しいです。モトーラちゃんとの撮影は、最初はどうなるのかな…って思っていたんですけど、始まってみると、おとなしいけどとてもいい子で、楽しく撮影しています。空き時間にもおしゃべりしたり、しなかったり。お互いに気をつかわない関係というか、そういう空気感が、最初から、自然と出来ている気がします。今関監督の作品に出演するのは今回が初めてですが、監督は俳優の自由な演技を尊重されるので、そこがとてもやりやすいですね。『恋恋豆花』はドキュメンタリー風の撮影もあるので、今関監督ならではの、型にハマらない演出に応えるように頑張ります。」

今関あきよし監督:コメント>「何本も映画撮っていますけど、初日はいつも心配で緊張するんですよ。役者だけじゃなく、じつは監督も。今回、初日は雨が降ったり止んだりで。その不安定な天気をかいくぐって撮影をしたんですが、モトーラのいい表情や、大島のいいリアクションが撮れたんで、ほっとしました。「あぁ、これでこの映画は大丈夫だ」と。点数をつけるとしたら85点くらいかな。なかなかの高得点。ひとつだけモトーラに注文したのは、劇中、シニカルなモノローグがインサートされるシーンがあるんですが、その時はなるべく明るい感じで演じてほしいと。彼女は黙っているとアンニュイな感じなんで、あえて明るくしてもらって、ギャップを楽しめるような演出をしたいと思っています。」

出演:モト-ラ世理奈 大島葉子 椎名鯛造 真宮葉月 利重剛 監督:今関あきよし 脚本:いしかわ彰 プロデューサー:嶋田豪 龍信之助
©映画「恋恋豆花」製作委員会 ■製作・配給:アイエス・フィールド