俳優 内谷正文のこれまでの活動を支援する方々のクラウドファンディングにより、2017年に製作され、同年12月、日本芸術センター 第9回映像グランプリを受賞した映画『まっ白の闇』が今秋、劇場公開の運びとなりました。薬物だけでなくギャンブル、ゲーム、インターネット、スマホ、アルコール、セックス…様々な依存症が世にはびこる現代。映画『まっ白の闇』の上映が人と関わって生きていくことの大切さをあらためて感じていだだく機会になることを願っています。

【 上映日程 】
11月 3日(土)~ 9日(金) 新宿 Kʼs cinema 18:30~ (本編:115分)
11月10日(土)~ 17日(金) 吉祥寺 COCOMAMU THEATER 上映時間未定
* Kʼs cinema は初日舞台挨拶はじめ、上映前後、連日出演者及び関係者の挨拶あり。

茨城ダルク今日一日ハウス代表:岩井喜代仁 氏コメント

映画が出来たことを本当に嬉しく思います。「まっ白の闇」という映画を一人でも多くの社会の人たちに見ていただき、薬物依存症からの回復を知ってもらい、出来ることなら今苦しんでいる薬物依存症者に希望をえられればと思います。薬物依存症をテーマにした映画が出来るなど、日本では考えられないことでしたが、今回の内谷監督たちの熱意で完成し、皆に見ていただけることを大変嬉しく思います。

『まっ白の闇』

【作品紹介】

兄(昌)の影響で興味半分からマリファナを始めた弟(俊)。ある日、俊が大麻所持の現行犯で捕まってしまう。俊は留置場でキンタという男と知り合う。その後、あることがきっかけで覚せい剤に手を出してしまう。覚せい剤の虜となる俊は徐々に壊れてゆく。昌は薬物の世界に引き込んでしまったことを後悔しながら、何とかしなければと、必死に動き、苦悩するが、状況はドンドン悪くなっていく。ついに俊は幻覚、妄想の世界でしか生きられなくなり、家族もろとも真っ暗闇のどん底に突き落とされる。薬物地獄に落ちた家族の行く末にあったものは……薬物依存症の現実に迫る真実の物語。

公式予告編はこちら。

『まっ白の闇』公式HP
http://shiroyami.info

監督:内谷正文 (共同監督:大島孝夫) 

出演:百瀬朔/小澤亮太/トクナガクニハル/篠原あさみ/村田雄浩/横関健悟/樹麗/光藤依里/お宮の松/宇鉄菊三/森一弥/春木生/米本哲也/藤原啓児/工藤潤矢/兎本有紀/RICO/福間むつみ/高畑加寿子/三浦剛

作品データ:2017/日本/115分/日本芸術センター第9回映像グランプリ受賞作品

配給:『まっ白の闇』製作委員会