ドキュメンタリー映画の父、ロバート・フラハティ『極北のナヌーク』デジタル・リマスター版で特別上映決定
◉ロバート・フラハティ監督 もうひとつの傑作
『極北のナヌーク』(デジタル・リマスター版)特別上映決定!!
ロバート・フラハティ監督『モアナ 南海の歓喜』の劇場公開に合わせてロバート・フラハティ、もう一つの傑作『極北のナヌーク』デジタル・リマスター版の特別上映が決定しました。
ドキュメンタリー映画というジャンルを生み出したロバート・フラハティの代表作の一本。『モアナ 南海の歓喜』と合わせて見るとドキュメンタリー映画の源流を
●9/15(土)〜岩波ホールにて特別上映(一日1回 連日15:20〜)
●ロバート・フラハティ監督作品『極北のナヌーク』
(1922年/アメリカ/モノクロ/サイレント(音楽付き)/スタンダード/78分)
(C) 2013 by Film Preservation Associates, Inc.
白銀の雪と氷に閉じ込められたカナダ北部の極地に住む、主人公ナヌークを長とするイヌイット(エスキモー)族一家が厳しい大自然の中で、たくましく生きてゆくさまを写しとった記録映像の原点。
●ロバート・フラハティ(1883-1972)
ドキュメンタリー映画の父と呼ばれる。
代表作に『極北のナヌーク』(1922)、『モアナ 南海の歓喜』(1926)、『アラン』(1934)、『ルイジアナ物語』(1948)などがある。フラハティの映画手法は、長い時間をかけ、そこに住む人々と生活をして、映画を撮る。まさに共同作業の映画作り。それは映画監督の小川紳介(「三里塚シリーズ」)を筆頭に、フランスのヌーヴェルヴァーグの監督たちなど多くの映画作家に多大な影響を与え続けてきた。
ロバート・フラハティ監督作品
『モアナ 南海の歓喜』
100年前の南の島、ある家族の物語
大自然のなかで、踊りと音楽に溢れた人々の暮らしがそこにあった
南太平洋の島サモア。
自然豊かなこの島で、人々はいつものようにタロイモを採り、海に出て魚を採ってつつましく暮らしていた。ただお祝いの儀式だけは特別だ。結婚を控えるモアナは、成人男性のしるしであるタトゥーを施し、婚約者とともに歓喜の踊りを舞い、いよいよ挙式が始まったー。
劇場初公開!!
世界映画史上の傑作が、新たに付け加えられた音響とデジタル技術により、瑞々しく蘇る!
『極北のナヌーク』で知られる、ドキュメンタリー映画の始祖ロバート・フラハティがカメラに収めた南の島の暮らし。“ドキュメンタリー”という言葉は、1926年の本作公開時に、新聞の映画評で使われたことが起源とされている。無声だった作品に1980年、娘のモニカ・フラハティ監督が現地の人々による本物の音や会話、民謡を録音し付け加えた。更に2014年に施された最新のデジタル技術により生まれ変わった。『モアナ 南海の歓喜』は圧倒的な映像で生きることの美しさと人間が持っている本来の輝きを見せてくれる。
・監督:ロバート・フラハティ
・共同監督:フランシス・フラハティ、モニカ・フラハティ
・配給:グループ現代
・協賛:福岡アジア文化センター
・1926、1980、2014年/アメリカ/モノクロ/スタンダード/モノラル/98分
・原題:MOANA with Sound
・『モアナ 南海の歓喜』ホームページ
https://moana-sound.com/
・コピーライト表記
©2014 Bruce Posner-Sami van Ingen. Moana © 1980 Monica Flaherty-Sami van Ingen. Moana © ℗1926 Famous Players-Laski Corp. Renewed 1953 Paramount Pictures Corp.
●9月15日(土)〜岩波ホールにてロードショー