この度アスミック・エースは、オリジナル映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の製作を発表致します。
驚異の歌声を持つロックスター・シン(阿部サダヲ)。その存在自体がロックであり、カリスマ的な人気を誇っているが、実は彼には秘密があった。彼の歌声は、「声帯ドーピング」というタブーな方法によって作られたものだったのだ。
限界が近づく喉に焦りと恐怖を抱える彼が出会ったのは、異様に声の小さなストリートミュージシャン・ふうか(吉岡里帆)だった― 2つの歌声が出会ったとき、奇跡は起きるのか!?

主演のシンを演じるのは、『舞妓Haaaan!!!』『謝罪の王様』『殿、利息でござる!』などに主演し、人気・実力を兼ね備えた日本映画界の至宝・阿部サダヲ。紅白歌合戦出場も果たした人気バンド「グループ魂」のボーカル≪破壊≫も務める彼が、驚愕の歌唱力で一躍スターダムにのし上がったカリスマロックスターを演じます!
ロックスター・シンのキャラクターを創り上げるにあたり、製作サイドが参考にしたのは、そのパフォーマンスが世界中を驚かせてきたマリリン・マンソン。奇抜で衝撃的な、今までに見た事のないメイク姿の阿部サダヲの姿にも要注目です。
ヒロイン:ふうかには、上半期ブレイク女優No.1(オリコン2017年)!「ゆとりですがなにか」(NTV)、「カルテット」(TBS)、「ごめん、愛してる」(TBS)など続々とドラマに出演し、今最も注目を浴びている女優、吉岡里帆。
ストリートミュージシャンとして活動するも、声が異様に小さく歌声が聞こえないという弱点を持つ難(?)役を、こちらも今までに見た事のない振り切った演技で演じ切ります。
さらに、映画・ドラマでは一度も披露した事のない歌声を、このたび劇中で初お披露目!現在、絶賛特訓中であるギター演奏とともに奏でられる彼女の歌声と、豪華アーティスト達の提供による映画オリジナル曲にもご注目ください。
 原案・脚本・監督を手掛けるのは、三木聡。『俺俺』『インスタント沼』『転々』など、誰にも真似できない独自のコメディセンスを持つ監督が、何かと息がつまる現代社会に“歌”と“笑い”の力で風穴を開ける、ハイテンションロックコメディを作り上げます!

本作は、2017年11月から本編撮影を開始し、2018年に公開予定です。
声帯ドーピングのロックスターと声の小さすぎるストリートミュージシャンのふたりの行きつく先は、果たして笑いか
LOVEか!?前代未聞のハイテンションムービーの誕生に、ぜひご期待ください。

★キャラクター紹介/キャストコメント
■シン役: 阿部サダヲ

○阿部サダヲコメント
いつかは御一緒してみたいとずっと思っていた三木監督とお仕事出来るとは…嬉しいです。しかもロックコメディ‼ワクワクします‼台本を読んで、これはどうやって撮るんだろうっていうところばっかり…ワクワクします‼
吉岡里帆さんはお会いした事ないですけど、どんなふうかを見せてくれるのか、とても楽しみです。よろしくお願いします。

PROFILE:
1970年4月23日生まれ、千葉県出身。 92年より松尾スズキ主宰・大人計画に参加。同年に舞台「冬の皮」でデビュー。映画やドラマ、バンド「グループ魂」のボーカルとしても活動するなど、幅広く活躍している。07年に映画初主演を務めた『舞妓Haaaan!!!』(水田伸生監督)で日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。現在放送中のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』には徳川家康役で出演しており、19年に放送予定のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』では主演が決定している。またその他主な映画出演作は『妖怪大戦争』(05/三池崇史監督)、『なくもんか』(09/水田伸生監督)、『夢売るふたり』(12/西川美和監督)、『ぱいかじ南海作戦』(12/細川徹監督)、『奇跡のリンゴ』(13/中村義洋監督)、『謝罪の王様』(13/水田伸生監督)、『ジヌよさらば~かむろば村へ~』(15/松尾スズキ監督)、『殿、利息でござる!』(16/中村義洋監督)、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17/白石和彌)など。

■明日葉ふうか(あしたばふうか)役:吉岡里帆(よしおかりほ)

○吉岡里帆コメント:
「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」

頂いた企画書の頭に書かれていたタイトル。
これが私には映画の題でありながら、突然贈られてきた激励のメッセージの様に見えました。
台本を読み進めていくと、絶妙な掛け合いに笑いが込み上げ、予測出来ない展開にワクワクし、ラストシーンではじんわりと胸が熱くなりました!
昔から大好きだった三木聡監督の作品に出られること、監督のピュアで真っ直ぐな台詞を発せられること、ただただ嬉しく台本を抱きしめたくなりました。
そして同時に背筋が伸びました。
私の演じる明日葉ふうかという役は声があまりに小さなストリートミュージシャンです。
でも私は歌もギターにも触れたことが無い人間です。
ふうかになるべく0から作っていってます。殻を破るための殻作りを今しています。
生の成長記録として、皆様の胸が熱くなれる様に全力を尽くしますのでどうぞよろしくお願いします。

PROFILE:
1993年生まれ、京都府出身。2013年より活動を始め、2015~16年放映のNHK連続テレビ小説「あさが来た」で一躍知名度を上げる。2017年はTBSのドラマ「カルテット」でのつかみどころのない〝悪女〟ぶりが話題に。その後も「ごめん、愛してる」(TBS)ではヒロインに抜擢、多数のテレビコマーシャルにも出演し、認知度・好感度ともに上昇中である。主な出演映画は、『明烏 あけがらす』(15/福田雄一監督)、『STAR SAND-星砂物語-』(17/ロジャー・パルバース監督)など。

★スタッフコメント
○監督・脚本: 三木聡(みきさとし)
一体、何が起ころうとしているのか?
 目指すのは馬鹿馬鹿しいラブストーリー。人を愛すことは時に混乱して、見境が無くなり、超エリートが配偶者とは別の人を愛した為に、全てを失い、社会的地位のある人がスキャンダルの為に皆の前でお詫び、なんてニュースが毎日の様にテレビから流れてくる。
それとは逆に愛とかとは一線置こうと言う人たちが「リア充」なんて言う言葉を生み出したりして…結局、21世紀になろうが、仮想現実やら拡張現実やらが現実世界を侵蝕しようが、我々は「好き」に振り回されて生きている。
果たしてこの映画はそんな現実の馬鹿馬鹿しさに対抗しうるのか?ただし、この映画に参加してくれてるメンバーのキャラは濃い、俳優、ミュージシャン、スタッフ、どこを取ってもキャラ濃すぎる人材ばかりで胸焼けしそうだ。
果たしてこの先にあるのは不毛地帯かそれとも桃源郷か?やってみないと判らない。そこがオリジナルのストーリーでやる意味だと思っています。

物語は破滅するロックスターと唄声の小さいストリートミュージシャンの出会いから始まります。
破滅するロックスターを演じるのは阿部サダヲ氏。今、まだ撮影の準備段階だけど、この役を演じられるのは阿部サダヲ氏の他には居ないと確信してる。演技面そしてロック的なアナーキー感、どこを取っても凄すぎる。阿部さんの歌を実際に聞いただけで、ぶっ飛びました。
ここに立ち向かうのが吉岡里帆さん。まぁ大変でしょう。でも大丈夫、とても華奢な感じだけどこのカオスに平然と飛び込める強さと驚くべき集中力。話をしていても、パッと憑依するみたいに映画に集中する感じは今まで会った事ないタイプ。変ちゃ変な人ですよね吉岡さんは。
サブキャラクターもベストメンバー。もう、ちょっと怖いくらいですこの俳優陣。

出演:阿部サダヲ 吉岡里帆
監督・脚本:三木聡(『俺俺』、「時効警察」シリーズ)
製作:映画「音量を上げろタコ!」製作委員会  
制作プロダクション:アスミック・エース/パイプライン
配給:アスミック・エース
ⓒ2018「音量を上げろタコ!」製作委員会

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