2017年11月25日(土)から公開することになりました、三浦しをん原作・大森立嗣監督による映画「光」。

『舟を編む』で本屋大賞を受賞した三浦しをんの作品群で、徹底的に人間の闇を描き、ファンの中で特別な評価を得ている一作『光」が、『さよなら渓谷』、『まほろ駅前』シリーズの大森立嗣監督の手によりついに映画化。
かねてからの競演を望んでいた井浦新と瑛太の狂気と怪物性、そして長谷川京子、橋本マナミの色気と母性がスクリーンに吸い込まれるような熱情を放ち、苛烈なる人間ドラマがここに誕生しました。
この度、『光』が、イタリア・ローマで開催される第 12 回ローマ国際映画祭のオフィシャル・セレクションに公式招待されることが決定いたしました。

ローマ国際映画祭は、世界 3 大映画祭のひとつであるベネチア映画祭に対抗して2006 年より開催。世界的な映画スターが参加し、国際色豊かでありながら、一般市民が審査を行う市民参加型の映画祭であることでも有名です。近年では、14 年に三池崇史監督・福士蒼汰主演の『神様の言うとおり』がコンペティション部門に出品、三池監督には日本人として初めて特別賞“マーベリック賞”が授与され、16 年には西川美和監督・本木雅弘主演の『永い言い訳』がオフィシャル・セレクションに招待されております。また、本年度はデヴィッド・リンチ監督が特別功労賞を受賞し、イアン・マッケラン、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、グザヴィエ・ドラン監督等がゲストとして招待されています。
第 12 回ローマ国際映画祭は、10 月 25 日~11 月 5 日(現地時間)に開催。今回、ローマ国際映画祭への公式招待の決定を受け、大森立嗣監督、主演の井浦新さんよりコメントが到着いたしました。

大森立嗣監督
この度ローマ国際映画祭に映画『光』が選ばれたこと大変嬉しく思います。僕にとってこの『光』という映画は特別な想いがあります。理性の外側の生命の輝きを撮りたいと思っているのに、自分が自分に収まったり、映画の枠に収まっているわけにはいかなかったからです。ですから本当に国際映画祭に選んでいただいて嬉しいのです。

井浦新(信之役)
この『光』という作品は、日本人にしか感じ取れない世界観ではなく、世界中の人間の本質だったり、生き物であれば必ず感じ得られるものが、封じ込められていると思います。ローマの皆さんがどんなことを感じるのか、とても興味があるし、楽しみにしています。この映画を観た人たちの中にあるそれぞれの光というものを感じて、探してもらえるきっかけになれば嬉しいです。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=57086