9月7日~17日に開催されたトロント国際映画祭で、アニエス・ヴァルダ(88歳)とJR(34歳)の共同監督作品『Faces Places(英題)』が、トロント国際映画祭の最高賞にあたるピープルズ・チョイス・アワード(観客賞)のドキュメンタリー部門を受賞いたしました。
本作は2018年、シネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開予定となります。

「ヌーヴェル・バーグの祖母」とも呼ばれる女性映画監督の先駆であり、2015年にはカンヌ国際映画祭で史上6人目となるパルム・ドール名誉賞を受賞したアニエス・ヴァルダ。そして、一般の人が自分のポートレートをプロジェクトのホームページに送り、大きなポスターになって返送されてきた写真を好きな場所に貼る、という参加型アートプロジェクト『Inside Out(インサイド・アウト)』で知られるフランス人アーティストJR(ジェイアール)。

『Faces Places(英題)』は、そんなふたりがフランスの田舎を旅しながら、村々に住む市井の人々と接し作品を一緒に作り残していくロード・ムービースタイルのドキュメンタリー。第70回カンヌ国際映画祭では最優秀ドキュメンタリー賞 (ルイユ・ドール L’Oeil d’Or:金の眼賞) 受賞しています。

■ピープルズ・チョイス・アワード(観客賞)とは
非コンペティションであったトロント国際映画祭(現在はプラットフォーム部門のみコンペティションを行っている)の最高賞とみなされている。
観客賞には、ドキュメンタリー部門、ミッドナイト・マッドネス部門、それ以外の長編作品に対する観客賞の3種がある。

作品情報
映画『Faces Places(英題)』
(2017年/フランス/89分)
監督:アニエス・ヴァルダ&JR
出演:アニエス・ヴァルダ、JR
配給・宣伝:アップリンク

2018年、シネスイッチ銀座ほか、全国順次公開

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