壮大なスケ―ルと世界観、想像を超越した物語で、海を越えて世界中を魅了する驚異の“ハガレン”現象を巻き起こした今世紀最大級の傑作コミックが実写化!全世界待望のファンタジー・アクション超大作『鋼の錬金術師』が、10月25日(土)より開催されるアジア最大級の映画の祭典、第30回東京国際映画祭のオープニング上映作品として、世界で初めて公式上映されることが決定した。キャストの登壇は調整中だが、ワールドプレミアとして実施される。東京国際映画祭のオープニング作品で、邦画が上映されるのは10年ぶりで、オープニング作品としては日本のコミック原作の映画の上映は史上初めてとなる。

日本アニメーションの誕生から100年を迎える今年、日本が誇る最強のポップカルチャーを、日本人の手で、国内最高峰の映像技術を使って映画化を実現させた『鋼の錬金術師』。7月に実施した、LAのアニメEXPOとパリのジャパンEXPOで実施したイベントには海外のハガレンファンが詰めかけ、早くも“ハガレン”フィーバーが巻き起こっていることから、海外からの期待値も上昇しており、邦画の未来の担い手として、国内外の注目がますます集まりそうだ。

東京国際映画祭は、日本で唯一、国際映画製作者連盟が公認する国際映画祭で、1985年に設立。第一回のオープニングを飾ったのは黒澤明監督の傑作『乱』。日本、そして、アジアの映画産業、文化振興に努めてきた伝統の映画祭だ。2016年には86の国と地域から1409本もの映画が応募され、年々注目が高まっている。日本が誇る唯一無二のカルチャーを世界に発信しようと、2014年にはアニメにフィーチャーした企画を実施するなど、話題を集めてきた。2017年、まさに日本の映画の集大成ともいうべき、日本映画産業のすべてを注ぎ込んだ大傑作が、東京国際映画祭の場で、華々しく世界にむけて堂々デビューする。

東京国際映画祭の運営事務局は、「『鋼の錬金術師』は、日本映画が世界に向けて、大きく可能性を広げる作品です。これまでは映像化できなかった、完成度の高いストーリーや世界観からなるマンガやアニメのポップカルチャーを、自分たちの手で映像化し世界に向けて大きく発信できる、ということを証明する、大きな分岐点であると思います。日本アニメーションの誕生から100周年の今年、映画『鋼の錬金術師』という、日本最強カルチャーを30回を迎える東京映画祭のオープニング作品として上映することを誇りに思います。」とコメントを寄せている。一方、曽利監督は「東京国際映画祭のオープニング作品に選んでいただけて本当に光栄です。日本映画の最新作の1作品として、日本のコンテンツパワーや日本映画のクオリティや技術を国内はもちろん、海外の方々にも広くアピールできることを心から願っています。」とコメントを寄せた。開催期間中には、曽利文彦監督によるスペシャルトークショー“マスタークラス”も予定されている。過去には北野武監督やジョン・ウー監督なども登場しており今回も誰のクラスが実施されるのか注目が集まる。「鋼の錬金術師」は、月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス刊)で連載された国民的人気コミックで、発行部数は全世界シリーズ累計7,000万部超!幼き日に最愛の母親を亡くした兄・エドと弟・アルの波乱に満ちた冒険と成長のストーリーは、今もなお世界中のファンを魅了し続けている。本作の監督はジェームズ・キャメロン監督の下『タイタニック』(1997)のCGを手掛け、『ピンポン』(2002)で日本映画の新たな扉を開いた映像のスペシャリスト曽利文彦。“鋼の錬金術師”ことエドワード・エルリック役をHey! Say! JUMPの山田涼介(『映画 暗殺教室』(2015))、ウィンリィ役に本田翼、マスタング大佐役にディーン・フジオカ、“人造(ホムン)人間(クルス)”ラスト役に松雪泰子など、オールスターキャストが集結。山田はアイドルとしてではなく、主演俳優として、計り知れない重圧を受けながら本作に全身全霊で向き合い、危険なスタントにも自ら挑戦した。撮影はイタリアからクランクイン、国内の撮影を経て、最先端のVFX技術を施し、1年以上もの歳月をかけ、ついに完成。『るろうに剣心』『ハリー・ポッター』シリーズのワーナー・ブラザース映画が総力をあげて挑んだ、邦画の未来を切り開く映画『鋼の錬金術師』は、12月1日(金)全国公開。

(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会

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