フランスでNo.1大ヒット*のフランソワ・オゾン監督最新作!
モノクロ✕カラーの映像美が仕掛ける、頭脳と心を揺さぶる極上のミステリー

映画作家としての円熟期を迎えつつあるフランスの若き名匠フランソワ・オゾン監督。最新作『婚約者の友人』は「偉大な作品」「我々を完全に魅了した」と各メディアから最高峰の賛辞を贈られ、フランス国内で大ヒットを記録し、自身のフィルモグラフィーのなかでも最高傑作との呼び声が高い。
このたび完成した予告編では、ヒロインであるアンナが、婚約者フランツの墓の前で泣いていた見知らぬ男を目撃する場面から始まり、やがて「フランツの友人」だと名乗るその男から打ち明けられる秘密が、さらなる謎の扉を開いてゆく展開を予感させる内容。カラーとモノクロが交錯する映像は近年のオゾン作品を手掛けるパスカル・マルティが撮影を担当し、本作でセザール賞撮影賞を受賞している。どのシーンをカラーにするかは、すべてオゾン監督がこだわり抜いた計算によるもので、未体験の映像が観る者を謎解きのクライマックスへと導いていく。
あわせて解禁となったポスタービジュアルも、モノクロを基調に淡いグラデーションがかけられた色合いの美しさが印象的なビジュアルとなっている。
20世紀初頭の時代背景を反映させたシックなデザインでありながらも、オゾン作品ならではの高度なファッションセンスを匂い立たせる衣装は、『クリミナル・ラヴァーズ』以降オゾン監督のほぼすべての作品を担当してきたパスカリーヌ・シャヴァンヌ。緊迫するミステリーにあえてロマンティックな音色を合わせることで、すべての謎が解けた後の余韻を深める音楽もオゾン作品常連のフィリップ・ロンビが手がけた。
フランツの友人だと名乗る男・アドリアン役には『イヴ・サンローラン』のピエール・ニネ。アンナ役を本作でヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞に輝いたパウラ・ベーアが演じている。
なぜアドリアンはアンナの前に現れたのか? アドリアンとフランツの本当の関係は? アドリアンの正体を知った後のアンナの予想もしなかった決断とは──?めくるめく極上のミステリーに誰もが魅了されるに違いない。

*2016/9/7-11フランスで公開されたフランス映画でNo.1ヒットを記録 出典:Box Office Mojo

■物語■
1919年、戦争の傷跡に苦しむドイツ。婚約者のフランツをフランスとの戦いで亡くしたアンナも、悲しみの日々を送っていた。ある日、アンナがフランツの墓参りに行くと、見知らぬ男が花を手向けて泣いている。戦前にパリでフランツと知り合ったと語る彼の名はアドリアン。アンナとフランツの両親は彼とフランツの友情に感動し、心を癒される。だが、アンナがアドリアンに“婚約者の友人”以上の想いを抱いた時、アドリアンが自らの“正体”を告白する。しかしそれは、次々と現れる謎の幕開けに過ぎなかった──。

監督/脚本:フランソワ・オゾン 『彼は秘密の女ともだち』『スイミング・プール』『8人の女たち』
出演:ピエール・ニネ『イヴ・サンローラン』、パウラ・ベーア『ルートヴィヒ』
原案:『私の殺した男』エルンスト・ルビッチ
2016年/フランス・ドイツ/仏語・独語/113分/シネマスコープ/モノクロ・カラー/5.1ch/原題: FRANTZ/日本語字幕:丸山垂穂
提供:KADOKAWA、ロングライド  配給:ロングライド  後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
© Mandarin Production – FOZ – X FILME Creative Pool GmbH – Mars Films – France 2 Cinéma – Films Distribution
※場面写真コピーライト:©2015 MANDARIN PRODUCTION–X FILME–MARS FILMS–FRANCE 2 CINEMA-FOZ-JEAN-CLAUDE MOIREAU
■公式サイト:http://frantz-movie.com/


10月21日(土)シネスイッチ銀座 ほか全国順次公開

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