葬儀社を舞台にベテラン社員とイマドキ新入社員のコンビが、亡き人々とその遺族との交流を通して、「生」と「死」に向き合う様を描き、多くの読者の涙を誘った、新谷亜貴子氏による小説「ゆずりは」の映画化が決定いたしました。

葬儀社・安宅(あたか)のベテラン社員、水島を演じるのは、コロッケこと滝川広志(たきがわ ひろし)。モノマネ芸人としての顔を封印して演じるにあたり、本名である滝川広志名義での出演を自ら提案。多くの「死」と向き合ううちに、感情の起伏を失ってしまった男という難しい役どころを、笑い一切なしの演技で挑んだ。

水島の相棒になる新入社員、高梨を演じるのは、若手演技派俳優として注目を集める柾木玲弥(まさき れいや)。派手な見た目や言葉遣いとは裏腹に、心やさしく涙もろい一面を持つ青年役を好演している。

監督は「HERO」など、数多くのTVドラマや映画で演出を手掛けてきた加門幾生(かもんいくお)。かねてより原作の映像化を熱望していた加門は、原作者の新谷氏との打ち合わせを何度も重ねながら、物語への理解を深め、重厚なテーマに真正面から向き合って描く。

撮影は千葉県・八千代市を中心に行われ、既にクランクアップ済。公開は2018年春を予定しております。ご期待ください。

キャストコメント
滝川広志
私が演じた水島という男は、自分自身とは真逆のタイプの性格で、非常に苦労しましたが、
演技を通して新たな自分を発見できたと思っています。

今回はものまねと違って、まねをするご本人がいるわけではないので、
自分自身のイメージや監督との会話から人物像を掘り下げて役作りに生かしました。

ものまね芸人・コロッケとしてではなく、俳優・滝川広志としての新たなスタートを
この映画「ゆずりは」で切ることができたと自負しております。
ぜひご期待ください。

≪プロフィール≫
1980年8月、NTV「お笑いスター誕生」でデビュー。TV・ラジオ等に出演する傍ら、全国各地でのものまねコンサート及び、東京/明治座、名古屋/中日劇場、大阪/新歌舞伎座、福岡/博多座などの大劇場での座長公演を定期的に務める。
現在のものまねレパートリーは300種類以上となり、ロボットバージョンやヒップホップダンスとの融合等、エンターテイナーとして常に新境地を開拓している。海外でもアメリカ・ラスベガスを始め、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、北京、オーストラリア・ゴールドコーストでの公演も大成功を収めた。ゴールデンアロー賞・大賞及び芸能賞、浅草芸能大賞・新人賞、2013年には松尾芸能賞・演劇優秀賞を受賞。映画やドラマなど、俳優としても円熟度を増している。
2014年には永年にわたり、ものまねタレントとして芸術文化の振興に貢献したとして文化庁長官表彰を受賞。
そして2016年2月、「ものまねタレントの代名詞的な存在になり、唯一の特徴をデフォルメする独特のパフォーマンスはピカソの領域にまで達した」と日本芸能大賞を受賞。
また、芸能活動の傍ら、東日本大震災被災地支援活動を精力的に行い、2012年防衛省防衛大臣特別感謝状を授与される。

柾木玲弥
映画「ゆずりは」は葬儀社が舞台となり様々な別れが描かれている作品です。

その葬儀社の新入社員の高梨歩役を演じさせて頂きました。
まるで葬儀社には向いていないような高梨ですが、失敗しながらも成長していきます。
感情に素直すぎるくらい素直な高梨はとてもとても難しかったです。
自分が演じてきた役の中でも思い入れの強い役となりました。

一言では言い表せないくらいの色々な物語が詰め込まれています。
是非、たくさんの方々に見て頂きたいです。
映画「ゆずりは」の応援、よろしくお願いします!

≪プロフィール≫
1995年3月24日生まれ。北海道出身の22歳。 2009年JUNONスーパーボーイコンテストで審査員特別賞受賞。2011年、ミュージカル「テニスの王子様」聖ルドルフ・山吹で初舞台。2012年10月クール、CX「高校入試」で、初連続ドラマデビュー。2016年は映画「ライチ☆光クラブ」、「LIVE! LOVE! SING!~劇場版~」、「幸福のアリバイ~picture~」、「Oh MyZ!(オー・マイ・ゼット!)」が公開、 出演ドラマも数多くOAされた。2017年はドラマ「就活家族」、「ラブホの上野さん」、「ガキ☆ロック」などに出演。 様々な役柄を演じられる若手俳優の1人。

(C)「ゆずりは」製作委員会

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