アルバトロス・フィルム配給『マン・ダウン 戦士の約束』が本日より公開いたしました。戦地から帰還した海兵隊員が愛する家族を 探し、異世界と化した故郷を彷徨という、これまでの戦争映画とは一味も二味も違う、リアルな男の生き様が観る者の度肝を抜く 衝撃作が誕生しました。 この度、『マン・ダウン 戦士の約束』の公開を記念して、精神科医師の名越康文と、東大卒アイドルとして活躍中の桜雪を迎え て、初日トークイベントを開催いたしました。 「仮面女子」などアイドルとして活躍しながら、東大卒という経歴を生かし、昨年には小池都知事の政治塾に合格した桜雪と、 様々なメディアでコメンテーターとして活躍中の精神科医・名越康文先生が登壇!映画の内容を踏まえ、【家族愛】【PTSD】 【トランプ政権】問題を徹底大解剖!都知事選立候補が噂される桜雪の心を名越先生が徹底カウンセリング!桜雪が 過去の “PTSD と似た経験を語るなど、密度の濃い舞台挨拶になりました!

『マン・ダウン』公開記念!激論トークイベント開催概要

■日時:2月25日(土) 12:25~12:50

■場所:新宿武蔵野館 (東京都新宿区新宿 3-27-10 武蔵野ビル 3F)

■登壇者:名越康文(精神科医)、桜雪(アイドル)

名越康文、桜雪が登場すると会場に大きな歓声が上がりました。 MC から実際に映画を観た感想を聞かれると、名越は「何も内容を知らずに観て、最初の 15 分ぐらいは SF 映画 かなと思い、特異な映 画でした。内面から外側を見ることに成功している映画だなと思いました。」と自身に重ね合わせて映画を堪能した様子。PTSD について 説明を求められると、名越は「自分も苦しいし、周りの人にも気づいてもらえない、二重苦である」と 30 代半ばの阪神淡路大震災での活 動経験をもとに力説しました。映画を観た感想を聞かれると、桜雪は「時系列がバラバラになっているので、どのような時系列なのか考えな がら観ていくわけですよね。」としっかりとしたコメントに、名越が「そういうの得意そうな頭脳やねー」と妙に説得力のあるコメントに感嘆した様子。桜雪の「帰還兵の自殺率が高いことは知っていたが、幻想を見る PTSD を発症することを知らなかったので、現実の世界で空想を重 ねているとは思わなくて、そこにすごく衝撃を受けましたね。周りも巻き込んで、家族も命がけという状況にゾッとしました。」コメントに対し、名 越は「現実と幻想が交じりあるということですよね。アイドルにしておくのは、もったいないね。アイドルと心理学者の2人欲しいね。」と桜雪の 分析力に感動。本作の一つの背景である戦争からの復員兵について聞かれると、桜雪は『トランプ大統領がとあるニュースで、トラウマを抱 えた帰還兵に対して心が弱いと発言していたことが、ニュースになっていたと思うんですが、それは言葉が切り取られすぎかなと思っていて、 大統領の周囲の人間は軍人出身が多いので、理解の深い政策をしていってくれると思います。それと、アメリカと比べて日本の方がメンタル クリニックに行くと、周りから「え!大丈夫!」と心配されたり、30 代~40 代の引き込もりが多いことも問題になっていますし、もっと気軽に メンタルクリニックに通うことできるに未来になればいいなー』と日本の未来像を語り、名越先生から解説のあった“PTSD”と似た経験を聞か れると、桜雪は「事務所に暮らしていた時に虫が大量発生しているのを見てからトラウマで掃除好きになった。少しでも部屋が汚れると 虫が来るんじゃないかと思ってゾッとしたり小さなゴミが虫に見えたり、フラッシュバッグに悩まされた。」と過去のトラウマを激白。最後は、名越 が『あなた気を遣う性格でしょ?実は、元々そういう気質がありそうだなと思っていました。体力あるから、ストレスの塊みたいになっていること に気づかなくて、「マン・ダウン」(倒れないよう)にならないように気を付けてください。』としっかりとカウンセリングを行い、桜雪は「とても良いカウ ンセリングをしてもらいました。」とスッキリとした様子。密度の濃い舞台挨拶は幕を閉じました。

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