初野晴による大ヒット青春小説「ハルチカ」シリーズを、佐藤勝利(Sexy Zone)×橋本環奈W主演のもと実写映画化した映画『ハルチカ』(2017年3月4日(土)公開)。
ちょっぴり頼りないけど気の優しい美男子ハルタと、気が強くて明るく元気な女子高生のチカ。高校入学式で運命的な再会を果たした二人が、吹奏楽部に入り音楽を通して気持ちをつなげてゆく吹キュン純愛ストーリーです。監督を務めるのは、「箱入り息子の恋」(2013)で繊細かつ温かい人間ドラマを描き高い評価を得た市井昌秀。映画オリジナルストーリーとして、多感な高校生たちが経験する挫折や痛み、そしてハルタとチカに訪れる淡い初恋を、吹奏楽の音色にのせて爽やかに描きます。

今作で映画初主演を果たす佐藤勝利と、ヒロインを演じる橋本環奈は、それぞれの担当楽器であるホルンとフルートに初挑戦。コンサートや仕事の合間を縫って週に複数回レッスンに通い、クランクイン前から約4か月間に及ぶ猛練習を経て、劇中で見事な演奏を披露するまでに上達しました。

この度、主演二人の美の共演が光る、本作のティザービジュアル&特報が完成!ティザービジュアルでは、楽譜が散りばめられた校庭の芝生の上で、イヤホンを片耳ずつはめて仲良く音楽を聴きながら見つめ合う、ハルタとチカの爽やかな姿が写っています。「恋じゃない。けど—友達より、トクベツ」というキャッチコピーと、二人の照れ微笑む柔らかい表情から、幼なじみ同士の淡い初恋の気配を感じることができます。特報映像では、弱気で泣き虫のハルタと、気が強くて負けず嫌いなチカという、性格が正反対の幼なじみ二人が成長していく姿を映しだします。みんなに追いつきたくてひたむきにフルートを練習するチカ、それを後ろからそっと見守るハルタ、キス寸前まで顔が近づくバス車内の窓ドン、ふと見つめ合う二人、号泣するチカを優しく抱きしめるハルタ…。お互いが直面する試練を乗り越えていく中で、勇気を出してチカの力になろうとするハルタと、いつしか頼りなかったはずのハルタを頼もしく感じるチカの、 “トクベツ″な存在としてお互いを意識する気持ちが、映像の中で重なり合う二人の声と一緒になって伝わってくる特報映像です。

さらに、追加キャストとして小出恵介の出演情報を解禁!小出が演じるのは、かつて将来を嘱望された指揮者という過去をもちながら、ハルタとチカが通う清水北高校に音楽教師として赴任し、吹奏楽部の顧問となる草壁信二郎。
ハルタとチカが吹奏楽部を立て直すのを影で応援し、コンクール出場へと導いていく、物語の中でとても重要な役割を果たす役どころです。吹奏楽部生徒に負けず、小出も今回プロの指導のもと指揮の特訓をしてきました。その成果が伝わる、凛とした表情を見せコンクールでタクトを振る草壁先生の劇中場面写真も解禁となりました。

また、大人気小説をこの度オリジナルストーリーで実写映画化するにあたり、原作者・初野晴と、市井昌秀監督からのコメントも到着しました

【原作者:初野晴】
 高校生を題材にした小説を書くとき、ノスタルジーと成長以外の何があるのかを意識して書きます。それを踏まえたうえで、市井監督との初顔合わせのとき、「ハルタとチカと草壁先生が出ていれば何をやってもいいです。その代わり原作者と原作のファンに映画の尺に合った完全新作を見せてください」とお願いしました。
 劇場版では原作になかったチカの挫折とリカバーが描かれます。そのリカバーに映画ならではの面白さが詰まっています。監督の作家性が色濃く出ているシーンも多々あり、スクリーンに登場する高校生たちは地面から数ミリ浮遊して生きていました。完全新作のハルチカ、ご期待ください。

【脚本・監督:市井昌秀】
原作がもつ数ある魅力的な要素から、<心に痛みを持つ人たちがそれぞれの居場所を取り戻す>という要素に焦点を当てることで登場人物を丁寧に描き、吹奏楽のもつ意味を重ねながら、オリジナルストーリーとして生まれ変わらせました。もう一つの「ハルチカ」が一人でも多くの皆様の心に届くことを切に願っております。

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執筆者

Yasuhiro Togawa