11月26日(土)京都先行公開、12月3日(土)より全国公開となります、松雪泰子主演映画『古都』の美しい日本の美と伝統を感じられる場面写真が解禁となりました。
映画は1962年に新潮社より刊行された川端康成『古都』の現代版として、原作では描かれなかった大人になった主人公たちの物語として映像化。京都・パリ、二つの古都を舞台に繰り広げられる感動の物語となっている。京都伝統の呉服屋の姉と北山杉の里で働く双子の妹を主演の松雪泰子が一人二役で演じ、それぞれの娘役で橋本愛と成海璃子が共演。その他、伊原剛志、奥田瑛二らが脇を固める。
劇中内で松雪泰子が着用する和装は宮内庁ご用達の藤井寛の着物や山口美術織物の帯を使用。この度新たに解禁するのはそんな日本が誇る「ほんまもん」に身を包んだ松雪泰子の美しい和装姿を捉えた場面写真。呉服屋の女将として、妻として、その表情の違いにも注目してほしい。
その他にも、橋本愛着用の着物は川端康成本人が取材に訪れ、先代田畑喜八との交流を知る5代目田畑喜八が「古都」のためにデザインを手がけた。また裏千家今日庵が茶道のシーンで全面協力により、御家元より国宝級の道具を拝借し監修。華道のシーンでは池坊専好次期家元、禅のシーンでは妙心寺退蔵院 松山大耕副住職が自ら出演。そして書道のシーンでは、本作の題字を担当した書画家の小林芙蓉が書を披露して出演するなど、これまでにない究極の「ほんまもん」へのこだわりが随所に登場。

この度10月1日(土)より発売される前売り券にも、そんな「ほんまもん」へのこだわりを感じることができる。京都で1705年創業のお香の老舗「松栄堂」の“香りのしおり”が前売り券そのものとなっている。松栄堂は暖簾をかかげて12代目の今日に至るまで、一貫して薫香製造を生業としてきた。原料にこだわり、伝統的な製造技術によって生み出されたお香は、国内外に日本の「香り文化」を発信し続けている。2020年の東京オリンピックに向けて世界中から注目を浴びる日本の素晴らしさを再認識でき、世界に向け、さらに未来に向けて日本文化を継承・表現できる作品に仕上がっている本作にぴったりの前売り券となっている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa